新・東京婚活事情 Vol.8

新・東京婚活事情:コンプレックスを抱える、超高収入37歳外銀女。その悲痛な叫びとは

東京都内のハイスペックな男女たち。

大都会東京で生き抜く彼らの恋愛感、そして結婚観は、一体どのようなものなのだろうか?

人生を左右すると言っても過言ではない、結婚という制度。特に都会では、そんな結婚に対するハードルが年々高くなっている。

一筋縄ではいかない、現代の婚活。他人から見れば羨ましい限りの人生を送る東京人の、結婚に対する価値観、その裏に潜む闇、リアルな実情を覗きたくはないだろうか?


「岩」とあだ名をつけられた、不美人の外銀女


紀香、37歳、外資金融のフロントで働いています。独身、恋人もいません。

詳しい職種は伏せますけど、私はセールス職ではありません。外銀は美女揃いなんてよく聞きますけど、実際、全員が美女かというと、そんなこと決してありません。

「岩みたい」

子供時代から、自分がそう陰で囁かれているのを何度か聞いたことがあります。

幼少の頃に水泳を習っていたせいか、浅黒い肌に、がっしりとした肩幅、そして全体的に筋肉質のゴツい身体。一重の瞼は重く、太ってはいないのに、どうしてか頬にはボッテリと肉が付きやすい。

「岩」と言われて傷つく反面、何て上手い表現を思いつくんだろう、なんて、感心した記憶があります。

おまけに、「紀香」というこの名前。「名前負け」という言葉を、私ほど聞いて育った女も珍しいのではないでしょうか。

自分が外見的に劣っている自覚はあったので、必然的に、勉強や習い事を一生懸命こなすことしか、昔から私には選択肢がありませんでした。

幸い、地頭は悪くなかった。地元の千葉では神童扱いされたし、極端な努力をしなくても、一番偏差値の高い県立高校に進み、国立大に入ることが出来ました。

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