フリーアナウンサーの闇 Vol.3

フリーアナウンサーの闇:売れたいなら媚を売れ。元人気局アナ、フリー転向後の明暗を分ける生き残り競争

女子アナ。

この響きに、人は夢と憧れを抱く。

美人で知的な高嶺の花というイメージが強く、女性はテレビに映る華やかな仕事に憧れ、そして男性はその一歩奥ゆかしい女性像に憧れる。

永遠に汚れのない純白な存在。そんな妄想像が世の中に浸透しているが、実際のアナウンサーは少し違う。華やかな世界の裏で、笑顔で足を踏みあい、蹴落とし合いながら上を目指す。

そして近年では所謂フリーと言われる、局に属さずに活動するフリーアナウンサーが増加し、一昔前のアナウンサー絶頂時代は終わりを迎え、戦国時代に突入した。

フリーアナウンサーは格差が強烈に激しい。そんなフリーアナウンサーの実態を、お届けする。初回は親友にレギュラー番組を奪われた地方局出身の理香、女子大生という冠が外れると共に仕事を失ったお天気お姉さんの美奈を追った。


<今週のフリーアナウンサー>

名前:涼子
年齢:33歳
前のステータス:キー局の局アナ
出身大学:早稲田大学
年収:1,500万
趣味:山登り、野菜研究(野菜ソムリエ資格保有)

元・局アナのブランド力


「本日はセミナーにお越し頂き誠にありがとうございます。」
涼子の登場と共に会場からは大きな拍手が巻き起こる。ニコリと営業スマイルを交わしてから司会を続ける。今日は帝国ホテルで行われている、大手製薬会社が年に1度クライアント向けに開催するセミナーの日だ。

結婚を機に某キー局を退社し、フリーになって今年で3年目になる。新入社員時代はアイドルアナと呼ばれ、将来を期待されていた。局内で人気No.1ではないものの、 顔を知っている人も多いだろう。

元局アナで知名度も高い涼子は去年に引き続き、このセミナーの司会を担当している。 以前ほどテレビの露出はないものの、このような司会業はかなりの稼ぎになる。時間にして、約3時間程度。ギャラは30万円だ。

セミナー後、今回の主催者である会社のお偉いさん方との写真撮影に笑顔で応じながら、何ていい仕事なんだろうと改めて思う。ニコニコと笑顔で原稿を読むだけで、みんなアイドル のような扱いをしてくれる。

キー局の女子アナというのはアナウンサー界の頂点に君臨すると思っている。局アナというタイトルがあるだけで皆の態度は変わり、特別扱いになる。その看板があるかないかの差は、フリー転身後にも大きく響く。

ハッキリ言って、元局アナ以外はライバルでも何でもない。

所詮地方局や最初からフリーのアナウンサーなんて相手にもならない。しかし、自分より成功している元局アナの姿を見ると悔しくてたまらない自分がいる。

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