"Greed is good"(強欲は善だ)という言葉がある。
「ウォール街」という有名映画の中で使われ、金融業界を中心に資本主義を象徴し、多くの人々に色々な意味で刺激を与えたセリフである。
しかし、実際に映画の主役であるゴードン・ゲッコーは、欲(=金)を追求し続けた代償として、インサイダー取引の容疑者として逮捕されるという結末に終わる。
にも関わらず、この映画は何故多くの共感を呼んだのか?
グリードの魅力、そして、そのグリードの先に見えるものとは、実際にどのような世界なのだろうか?
グリードの向こう側 vol.1:会社の評判、知名度なんて実はどうでも良かった。敏腕経営者の英断
―富は海水のようなものだ。飲めば飲むほどに渇きをおぼえる。
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「別に特別なことは何もしてないですけど、自分のことばかり考えて生きていることに、ただ疲れただけだと思います。」
芳樹は平然と言うが、数年前の彼を知る周囲の人間たちは、「芳樹は変わった」と、皆口を揃える。......
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