男の到達点『メガヨット』 Vol.6

男の到達点『メガヨット』:ここで口説かれたら逃げようの無い究極ヨットが登場

curated by
ナイジェル・ビーティー

ヨットの最終進化系・"メガヨット"を毎週ご紹介するこの連載。今回も、これまで30万海里以上にもなる航海経験をもつキャプテン・ナイジェルにおすすめのメガヨットを聞いてみた。

第6回目となる本日は、95mという巨大な船体の中に、8室もあるスイートルーム、ジムやプール、スチームシャワー、サウナ、マッサージ室も完備した超ラグジュアリーヨット「キスメット号」をご紹介。

パーフェクトボート

このオーナーは、NFL(アメリカンフットボール)のジャクソンビル・ジャガーズと、ロンドンのフルハム・フットボールクラブ(サッカー)のオーナーでもある。このオーナーが95mのヨットを建造すると決めた時、数あるビルダーの中でもルーセンだけにこのプロジェクトの話をすることに決めていた。

事実、ルーセンが手がけた68mはオーナーにとって非常に満足で大成功を納めているからだ。そして今回、進水された95mは2015年ワールドスーパーヨットアワードを受賞し、大成功を収めた。

キスメット号は、まずその大きさだけでも驚かされる。 アメリカンフットボールのヘルメットに前足を乗せた4mの巨大な銀のジャガー像が試合日には船首に鎮座する。ヘリパッドの数はなんと2つもあり、自身が持つジャクソンビル・ジャガーズが十分に練習できるくらいのスペースだ!

オーナーとゲストのためのデッキは5つ。この数は先代の68mヨットと一緒だが、これらデッキのスケール、そして8室のスイートは目を見張るものがある。これまで15年にわたってオーナーの専属キャプテンとして務め、オーナー、そしてオーナーの家族のニーズを知り尽くしたキャプテンが何度も造船所に足を運び、オーナーにとっての最高のラグジュアリーヨットが完成したというわけだ。

「私のキャプテンが 私が望む最高のヨットを創り上げてくれたのだ」とオーナーは話す。「時には造船所の意見を取り入れ、時にはそれがデザイナー、はたまたそれが私だったりする」とオーナーは笑う。

「そして『はい、それは可能ですが、その場合、これを諦めなくてはいけません』と言ってくる。キスメットのデザインは私が完全に信頼を置くキャプテンと、そのクルーの意見に沿う必要があった。なにしろ、彼は私よりも私が何を希望しているか分かっているからね」。

このオーナーは十代の頃にイリノイ大学に入学するために渡米。アルバイトで皿洗いやアイスクリームを売る生活から、遂には13,000人もの従業員を抱える企業のオーナーにまで昇りつめたのだ!

メインデッキ上に8室もあるスイート(その名の通り、この8室はキャビンでもステートルームでもなく、正にスイートルームなのだ!)にはそれぞれユニークな色使いとデザインが施されており、見晴らしのいい幅広の窓が設置されている。

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