あなたは、こんな経験をしたことはないですか?
過日訪れた絶景スポットに”素敵な物語”が秘められていたことを、旅から戻ってテレビや雑誌等で初めて知ってしまったことが。「その物語を知っていたら、景色がもっと違って見えただろうな……」とちょっと悔しい気分になるだろう。
このたび、そんな旅の残念とは無縁になる本、「いますぐ行きたくなる 物語のある絶景」が発売された。さあ、この本を片手に、この夏、人生で一番忘れられない旅に出よう!
日本各地の絶景と、そこに秘められた物語を知る
旅に出る目的は人それぞれだが、その旅で見たもの、聞いたもの、知ったものをずっと心に留めたいという思いは、みな共通だろう。
例えば、旅先の土地の縁起・景色・環境・祭りなどの歴史や物語に触れていれば、実際目にしたときの感動は何倍にもなるはず。自分が尊敬する歴史上の人物も、同じ景観を見たのかと思うだけで、感動したりもする。
そんな、旅と一緒に物語を味わうときの「ドキドキ・ワクワク」感を、一冊に詰めこんだのが「いますぐ行きたくなる 物語のある絶景」という本なのだ。
それでは早速、全40件の絶景&物語の中からほんの一部をご紹介。
あなたもきっと、見ればに出たくなる!
※ページの見方:『 』は写真に添えられたキャッチコピー。続いて、絶景スポットの基本情報、最後に秘められたエピソードの順でご紹介
『香りと、そよ風を、写真に残せないことだけが残念です。』
年間100万人もの観光客が訪れ、2003年には天皇皇后両陛下もご来園された、日本を代表する花畑。
ラベンダーを使ったソフトクリームのほか、ラベンダーの香水や石鹸などのお土産も人気。
ラベンダーの見頃は6月下旬から8月上旬にかけてだが、その他にも式を通して様々な花を楽しめる。
<秘められたエピソード>…………………
この絶景が全部消失していたかもしれない……そんなピンチがあったのだ。守り続けた夫婦の姿に感銘し、支援の輪が広がった奇跡の再生物語。
『世界中の爆弾が、花火に置き換わればいいのに。』
合計約2万発の花火を見に、2日間で100万人もの観光客が訪れる、長岡まつり大花火大会。
平和・慰霊の祈りが込められた色とりどりの花火は、夜空を彩るとともに毎年人々の心に勇気を与える。
<秘められたエピソード>…………………
伝説の花火師が、次々と名作を創り出せた背景には、戦争で犠牲になった仲間への鎮魂と平和への願いがあった。国を超え、時を越え「白菊」と名づけられた花火がシベリアに咲いた。
『砂丘は、人のオアシスでもある。』
東西16km・南北2.4kmに渡り、その高低差は大きいところで数十mにもなる鳥取砂丘。
中国山脈から川で日本海に運ばれた土砂が、日本海側からの風によって吹き上げられてできた絶景。
<秘められたエピソード>…………………
砂丘に美しく広がる「風紋」。砂害、雑草問題、外来種による生態系の変化……数多くの難局を救い、守り続けているのは、年間5,000人に及ぶ人間の手によるものだった。
『寝坊をこれほど後悔する場所は、他にない。』
ゴンドラで約13分。標高約1088mに位置する雲海テラス。雲海ヨガや早朝雲海トレッキングなどのプログラムも開催。雲海を見るなら早朝に、眼下に広がる雄大な景色を見るなら昼間に訪れるべし。
(※早朝営業期間:5月中旬〜10月中旬の5:00頃より。昼営業期間:7月下旬〜9月上旬まで)
<秘められたエピソード>…………………
裏方としてホテルの運営を長年支えるゴンドラ部門7名のスタッフがいた。ふとしたきっかけで自分たちだけが知っている、雲海の美しさに気づく。お客様にもこの絶景を見て喜んで欲しいというスタッフの熱意と、強いチームワークが、今や北海道を代表する人気観光地を誕生させるに至った。
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