エレベーターで生まれた恋。気になるイケメンとの出会いは運命の赤い糸?
「 そうですね。もし、よろしければご一緒させてください! 」
そうして私たちは互いに連絡先を交換した。
「 よかった。じゃあ、今度連絡しますね 」
彼がそう言うのとほぼ同時にエレベーターが到着し、私たちは同じエレベーターに乗り込んだ。
15階に到着し、私が彼より先に降りる。でも今日はいつもとは違う。
エレベーターを降りる時、今日はちゃんと彼の目を見て会釈をした。彼もこれまで以上に親しみを込めた笑顔で会釈を返してくれた。
流れるように過ぎゆく日常の中に、突如起こったハプニング。その非日常性に驚きつつも、私は大きな喜びを感じていた。それは静まり返っていた池に投じられた石のように、幸せの波紋を描きつつ、私の中で大きく広がっていく。ささやかな幸福で自分が満ちていくのを感じた。
こんな出会いが本当にあるのだ、と思う。これまで生きてきた29年間で初めての出来事。まるでドラマの中のことのようにふわふわとして実感がわかない。
今日の仕事帰り、私はコンビニに寄り、普段ならばあまり買わないお酒の棚の前に立った。
定番のビールでもよかったけれど、せっかく今日は新しい出会いがあったのだから、少しだけ気分を変えたかった。鮮やかなブルーのボトルの『氷結プレミアム』を手に取った。
はじめて飲む氷結プレミアムは、少し甘酸っぱく、今の私の気分にぴったりだった。
そして私はいま、爽やかな気分に包まれ、これからはじまるであろう彼とのストーリーに胸を膨らませつつ、この日記を書いている。 急な誘いに驚きはしたものの、嫌ではなかった。こんなことを言うと、夢見る乙女のように言われるかもしれないけれど、私にはこれが“運命の出会い”のように感じられたのだ。
いかがでしたか? この小説は、実際に東京カレンダーWEBの読者が体験したエピソードがもとになっています。
「事実は小説より奇なり」とは言いますが、本当にこんな素敵な偶然ってあるんですね!
エピソードを提供してくれたkimさんには、『キリン 氷結®プレミアム シチリア産プレミアムレモン』1ケース(24本セット)をプレゼントさせていただきます!
どうかお幸せに♡