帯に短しタスキに長し・・・?
良かったら一緒に、考えて欲しい。あなただったら、誰を人生の伴侶に選ぶ?
那奈(28歳)
職業:ヨガインストラクター。
◯:スタイル・顔は一番好み。連れて歩いて自慢できる。
△:「G7」を「神7(God of 7)」の略と思っていたなど、ちょっとオトボケ。奥さんとしては一抹の不安…!?。
★住まいに求めるもの
「ヨガスタジオをお部屋に作りたいわ。できれば、ホットヨガ完備の!」
史織(24歳)
職業:セクシー客室乗務員。
◯:大学生のときのようなノリでいつも明るく、一緒にいて楽しい。
△:かなりの酒豪。破天荒な食べ飲みっぷりに加えて、将来の夢は、自宅でマナー講師と、養っていけるかお財布がちょっと心配。
★住まいに求めるもの
「ワインカーブが欲しいなぁ。あ、ついでにミストサウナも!」
麻衣子(32歳)
職業:出版社社勤務。
◯:話が抜群に合う。会話が常に途切れない。「村上春樹が好き」をバカにしなかった。
△:当初は女友だちフォルダ入り。ど・タイプではないのかもしれない。
★住まいに求めるもの
「一流ホテルのようなライブラリーは必須!ついでに、沖縄のリゾートホテルにあるようなデイベッドもあったら最高。」
悪友はため息をついて言った。
「みんな最高に魅力的だし、お前にはもったいないことは、まず間違いない。けど、こう書き出してもなお結論が出ない時点で、お前にとっては、どの子もベストではないのかもな。こういうのって、周りから見てどうかじゃないもんな。“自分に合う”、とか、“自分らしさ”なんて、結局自分にしかわからないんだからさ。とことんこだわるってのは悪いことじゃないよ」
身に余る幸運に、降って湧いた奇跡に、とにかく何かしら形にしなければと焦っていた僕。神輿を担がれたモテキの主人公のようにお祭り騒ぎだった脳内が、悪友の言葉で、しんと静まる。
突如として到来したモテキに、遅れてやってきた青春に浮かれていた僕は、急速に冷静になった。