伊豆でしっぽりお籠りデート!恋人と行きたい絶景&美食の温泉宿3選

露天風呂付きプレミアムスイート「長閑」は、モダンな昭和レトロの和風の間。庭園を見渡せるベランダには、ゆったり寛げるソファがある。1泊2食1室2名利用時1名料金3万2000円~。露天風呂付きスイートは2万7000円~

湧きいずる掛け流しの湯と美食の贅に浸る
『湯宿一番地』

熱海

熱海駅から仲見世通りを抜けて徒歩3分。そこには、家紋入りの提灯が温泉情緒を思わせる『湯宿一番地』がある。創業は昭和初期。長きに渡り『志ほみや旅館』として親しまれてきた宿を、2013年の全館リニューアルを機に名を改め、今もなお老舗を伝承する。

同館は本館と新館を合わせて33の客室があり、旅の目的に合わせて7つのタイプから部屋を選ぶことができる。ウッドデッキテラスから熱海の名勝・曽我山を望むと、熱海城に彩りを添えるように咲く桜が、春の訪れを告げている。桜の開花時期に開催される〝熱海城桜まつり〞の夜桜のライトアップも一興だろう。

貸切露天風呂「寛一の湯」。利用時間は15:00~23:00。1回50分、3500円

スタッフに導かれ新館・茶屋街館の外回廊を進むと、プレミアムスイート「長閑」に到着。源泉掛け流しの客室露天風呂は、熱海の海と街並みを望む絶景ロケーション。

二間続きの開放感のある造り。プライベート空間を大切にした、贅を尽くした新しいタイプの客室。2人で広々とした専用ウッドデッキのソファに座り、熱海の夜景を楽しむことができるのは〝長閑〞だけの愉悦といえる。

熱海温泉は、徳川家康公も湯治に訪れ、江戸城まで湯を運ばせたとの言い伝えも残る温泉。しかも同館は、2本の自家源泉と6つの温泉が楽しめる〝湯の宿〞。湯冷めをしない肌に優しい湯が、心を解放してくれる。

秘伝のタレで作る宿の名物「金目鯛の熱海煮」2800円~。紀州の梅干のほど良い酸味がアクセントに。まろやかで上品な味

食事は特別室専用の〝季寄せ〞で、ゆっくりと頂けるのも嬉しい。駿河湾、相模湾で水揚げされた新鮮な魚介類を中心とした料理が並ぶ。月替わりで伊豆の山海の味覚を堪能できる、料理長・中野喜文氏が手掛ける宿会席に自然と杯もすすむ。

美食と温泉、海と桜を愛でる春の熱海旅。老舗が紡ぐもてなしが、心温まる忘れられないひと時となる。

「お造り 海の恵み 波任せ」は、スイートルーム用の会席料理の一例。静岡酵母で造る希少な地酒「吟醸 臥龍梅 鳳雛」1合780円。他に「地酒の5酒飲み比べセット」なども用意

施設の住所:静岡県熱海市春日町1-2
施設のURL:http://www.yuyado-ichibanchi.jp
参考価格 :1万6200円~/1名様あたり(税・サービス料込み、入湯税別、1泊2食付き2名利用時)

大浴場に隣接した「紅葉の湯」の露天風呂。潮風が肌を優しく撫でる。伊豆石を贅沢に積み上げた独特な肌触りが人気。

時間を選ぶことなく、心ゆくまで客室で露天風呂に浸ることができる。これこそ至福の時。

特別室専用の食事処“季寄せ”の一室。プライベートが確保された空間。

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