伊豆でしっぽりお籠りデート!恋人と行きたい絶景&美食の温泉宿3選

露天の檜風呂「富士の湯」。ほのかに漂う檜の香りが、リラクゼーションに。夕方は茜色の空と海を、夜は満点の星空を眺めながら、癒しの宿時間をゆっくり過ごせる

淡島〝天下の絶景〟と出会える老舗宿
『松濤館』

伊豆三津浜

東京からわずか90分程で、伊豆の景勝地・三津浜へ到着。宿は駿河湾の畔に佇む、明治44年(1911)創業の『松濤館』。女将の笑顔に迎えられロビーに入ると、紺碧に澄みわたる海、新緑の淡島、そして、その先に麗美な姿を表す富士山がある。

昔からこの絵画のような、秀逸な富士の眺めは〝天下の絶景〞と称され、各界の名士や文人墨客を引き寄せた。季節は春。三津浜港側の里山に咲く薄紅色のヤマザクラが、この眺望に華やかさを添えている。宿の至るところには、さり気なく名画や器品が飾られ美術館さながらだ。

大浴場「富士の湯」。湯汲みをしながら、絶景の富士や碧い海と空を眺められる

客室は全て数寄屋風造りの和モダンな空間。部屋タイプは8種類あり、その全てがオーシャンビューだ。予約した部屋は、露天風呂付き和洋室。穏やかな〝駿河湾〞と日本人の心のふるさとである〝富士山〞。

この2つの醍醐味を存分に満喫できる。落ち着いた色調で統一された客室で、刻一刻と移りゆく景色を眺められるという贅沢さ。時が経つのも忘れゆっくりと寛げる。老舗ならではのしつらえに、ほっと心が和む。

屋上の展望大浴場と露天風呂では、四季の風情を感じるひと時が過ごせる。この他にも、予約制貸切風呂や岩盤浴の用意があるのも嬉しい。

地鶏を使った鶏団子鍋の他、金目鯛や蛤など旬の味覚の鍋も人気が高く、1年を通して鍋料理が味わえる

同館の楽しみは、何といってもこの景色と共に楽しめる全室部屋出しの料理。総料理長・今吉良一氏は、ゲストが喜ぶ顔を思い浮かべながら食材を吟味し、季節を映し出す創作和食を日々、作り上げていく。

良質な食材を丁寧に扱い、色・音・香・温度・味と五味五色で愉しむ〝会席料理〞。こだわりは夕食のみならず、朝食の質の高さからも実感できる。

ここには、時代を超えて今もなお、人々に愛され続ける理由が存在する。まさに、心に残る極上の宿である。

月毎に替わる会席料理の一例「地のもの 魚の盛合せ」と、北野女将お薦め! 静岡地酒5種味紀行「利き酒5点セット」

施設の住所:静岡県沼津市内浦三津7
施設のURL:http://www.shoutoukan.com
参考価格 :2万3000円~/1名様あたり(税・サービス料込み、入湯税別、1泊2食付き2名利用時)

見た目にも美しく鮮やかな先付け「五つ梅」など。

清潔感溢れる広々としたロビーラウンジ「汐彩」から、ゲストを魅了する壮大な眺望が楽しめる。到着時には、生ビールなどウェルカムドリンクのサービスがある。滞在中は無料で、コーヒーや紅茶などのソフトドリンクを頂くことも可能(8:00~11:00/14:00~19:00)。

12畳の和室にベッドルームを備えた、贅を尽くした露天風呂付き和洋室。

三津浜で名だたる美食の名宿。正面右手には三津浜港があり、駿河湾内を周遊する遊覧船で、クルージングを楽しむことができる。同館の裏には「伊豆・三津シーパラダイス」もある。

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