それでも私はブレないの!個性派東京オンナ3人の理想と現実

エピソード3:女優を夢見て東京の荒波を突き進む、新宿系セクシー女子

アーティスト兼芸能プロダクション経営/紫乃さん


お芝居で成功して、東京で有名になりたい! 21歳の頃滋賀県から身一つで上京してきた紫乃さんが住む場所として選んだのは、新宿。

「ど真ん中って感じがしたんです。本当に新宿に住んでよかった。いろんな人種がいて、面白いんです」

今でも新宿在住の彼女は今年で24歳になる。

「東京に出てきたのは、とにかく有名になりたかったから。グラビアの仕事から、キャンペーンガール、バンドのヴォーカルまで、興味があることにはなんでも挑戦してきました。自分で『セクシーノ合同会社』とゆう芸能プロダクションも立ち上げて、今後はお芝居をメインに活動していきたい」

落ち着いた口調で淡々と話す彼女は、なぜかとても堂々としている。内側からにじみ出るような野心は、東京育ちの女性ではなかなか持ちえないものかもしれない。

一見こわいもの知らずに見える彼女だが、実際はそれなりに辛い経験もしてきているという。

「仕事のギャラをごまかされそうになったのと、あと、とある深夜番組のオーディションでいきなり脱げって言われこともありました。現実にこんなのあるんだ、と思って。もちろん脱がなかったですけど、そういう屈辱的な思いはしてきました」

ボディラインにピタッとフィットするタイトなミニワンピから、大胆に露出されたほっそりとした長い脚……。こんなセクシーでトリッキーな女性が飲み会に登場したら、男性陣一同目のやり場に困るに違いない。

仕事に対してはバイタリティー溢れる彼女だが、恋愛はどうなのだろう。

「今は彼氏いません。だから友人が誘ってくれる飲み会や異業種パーティには積極的に参加しています。お相手は証券会社や広告代理店、弁護士さんなどが多いです。私はわりと直感で恋するタイプで、恋愛に関しても自分のインスピレーションを信じています」

さっきまでとは打って変わって、ニコニコとはにかむ彼女の姿は、等身大の24歳のように見えてなんだかほっとさせられた。

女優として成功する……、それはごく限られた人間が手にできる栄光。持前のバイタリティーで、その理想をどこまで現実に近づけることができるだろう。


いかがだろう。なんとも個性的な東京オンナ3人の生きざまに、驚きを隠せない男性も多いのではなかろうか。

「もしかしてこれ、俺のこと⁉」と、一瞬ヒヤッとした男性もいるのでは(笑)。今の時代を生き抜くにふさわしい、逞しさとしなやかさを兼ね備えたゴーイングマイウェイな女たちの東京ライフは、今日も続いていく。



Special thanks:Sachiko Uchida (In Field)

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