東京☆ビギナーズ Vol.14

東京☆ビギナーズ:因縁のライバルとの接待対決、六本木のカラオケ最終決戦。

前回のあらすじ

関西出身のインターネット広告営業マンのシンゴ(28)は、社会人6年目で突如、東京転勤に。優子との久しぶりの再会では、相変わらずのマウンティング癖が抜けない優子からの攻撃を辛うじてかわす。シンゴの心の隙を突く一言で、ステータスよりも身の丈に合った恋愛の大切さに目覚めた優子は、残念ながらシンゴへの好意ではなく、別のキープをしていた男への想いへと目覚める結果となった…。

これは、地方から転勤してきたアラサー社会人の、東京の独特な文化に染まりきった女性たちとの闘いを描いた物語である。

前回:因縁の麻布十番。「大変じゃない?」理論で8割の女は落ちる!?


いざ六本木のカラオケへ。突然の戦への招集。


とある金曜日、22:00。六本木。

シンゴは、G社邦光社長の久しぶりの誘いで、カラオケ「FIORIA aria blu」に来ていた。

以前、彼が多額のプロモーション予算を発注する予定があると聞きつけた際に、たまたま社長が現れる会食へと参加していたことがあった。


......


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