東京DINKS Vol.13

東京DINKS:「遅咲きの狂い咲き女」と夫の浮気相手を評する、妻のプライド

前回までのあらすじ

結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない2人。

夫・太一の浮気に勘づいた愛子。6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛と自分も浮気する気でいたが、寛にその気はなく未遂に終わる。太一の浮気相手・葵が愛子たちの家に突然現れ、愛子は葵から離婚を迫られて…。

前回東京DINKS第12話:vs.夫の彼女!妻の知らない夫の一面が今、暴かれる…!

先日は、本当にびっくりしましたよ。

夫の浮気相手に自宅まで乗り込まれるなんて、よくあるドラマの話ですよね(笑)。いや、全然笑えないんですが…。あの日から続くショックとか悔しさとか色んな感情で…今も私の心の中はドロドロです。

夫の浮気相手なんて、願わくば一生会いたくない種類の人ですよね。でももし私のように会ってしまったら、自分が完全に負けを認めてしまうような相手であれば、まだ納得できるし諦めがつきませんか?

葵さん…彼女に会って私が受けた印象は、幻滅ですね、太一への。もちろん、浮気はショックですけど、それ以上に太一はこんな女と浮気していたのかと思うと、幻滅しました。「なんでこんな女と?」って。

私も含めた一部の女性たちは「高級品を模倣しているもの」は一切認めません、むしろ嫌悪しますよね。ダイヤモンドに似せたキュービックジルコニアや本真珠とは育ちが違う淡水パールのように。

そう、彼女は「ただの模倣」にしか見えなかったんです。

艶のある肩までの髪、毛先はまるで今巻いてきたかのようにくるんとカールしてた。肌にはハリがあって、頰に思わせぶりな影を作るマツエクは多すぎず長すぎず、素の睫毛だと勘違いして「なんて綺麗な睫毛だ」って感動する男の人も少なくないかもしれませんね。

ネイルは控えめにキラリと光って、程よい長さ。「ちゃんと料理もしますから♡」なんて無言のアピールも入ってると思いますよ、あれは。

でも、男たちは騙せても女までは騙せない未熟さと野暮ったさがうっすらと漂っていました。

これは私の推測ですが、高校生頃までは地味な部類の女だったんじゃないでしょうか。地味でモテないという劣等感をエネルギーに勉強を頑張って、それなりの大学に入ったのでしょう。そこで初めて女としての自分の価値を認識し、周りの華やかな女たちを羨み、模倣してきた。

スタートが遅かった分、遅れを取り戻すべく女であることを謳歌しようと必死…そんな印象を受けました。遅咲きの狂い咲きってところかしら。

だから、そんな女にいいように利用されているだけじゃないでしょうか、太一が。

今回の件では、初めて離婚を考えました。私たちには子どもがいませんし、不動産も所有していません。共有の財産といえば、結婚を機に作った口座の中にある、1,000万円程でしょうか。だから、離婚すると言っても簡単なんです。仕事も旧姓のまま続けているので、大した支障はありません。諸々の手続きは本当に面倒でしょうけど…。

彼女は私たちに「結婚してる意味がない」と言っていましたよね。

きっと、私たちのようなDINKSは世間からそう思われがちなんですよね。やはり、結婚=子どもっていう考えはまだまだ根強くて、中途半端に見られがちですから。

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