サトータケシと編集部員 船山の"CAR GENTSへの道" Vol.1

クルマ音痴調教講座:「ミニバンってなんですか?別に小さくないじゃないですか」

リムジンの役割がミニバンに代わりつつある

サトー:ショーファーってのは、もともとフランス語で「火をくべる人」って意味なんだ。つまり、エンジンに火を入れたり、メンテをする人ってこと。

船山:へぇ、ただの運転手ってことじゃないんですね。

サトー:そう、昔の馬車の御者と同じなんだね。馬車の御者もただの運転手じゃなくて、馬の面倒を見ていたんだけど、ショーファーも同じ。クルマの面倒を見ながら、必要な時に運転をする。だから運転手というよりは、車両係と呼んだほうが正確かな。

船山:確かに、撮影でお会いする大物俳優さんなんかは、大きなミニバンの後ろに乗ってらっしゃることが多いですね。

サトー:そうそう、昔はショーファー・カーというと黒塗りの高級セダンとか、そのボディを伸ばしたストレッチ・リムジンが定番だったんだけど、最近はミニバンが増えてきたね。

船山:地元の宇都宮じゃ、アルファードとかエルグランドはヒーローっすから。同級生でハタチで“でき婚”したケンちゃんなんか、子どもを3人も乗せたアルファードでショッピングモールとか回転寿司に行くのが楽しみだって言ってましたよ。

サトー:今日のテーマはそういう“マイルドヤンキー” 的な方向じゃなくて、あくまでショーファー・ドリブンね。

船山:はっ!そうそう、テレビのニュースでも、最近は大臣や国会議員もミニバンから降りてくるのを見ますね。

サトー:実際に乗ってみるとわかるけど、ミニバンのほうが後ろの席は圧倒的に広いからね。天井も高いし、ゆったりくつろぐことができる。で、新しいアルファードではエグゼクティブラウンジシートっていう、ごっついシートも選べるんだ。

船山:なんだか舌を噛みそうな名前ですけど、どんなシートなんすか?

サトー:エアラインのビジネスクラスのシートって言えばわかりやすいかな。

船山:すみません、もうちょっとわかりやすくお願いします。

サトー:シートの幅がばーんと広くて、オットマンを出して足を載せれば快適至極、テーブルを出してパソコンを開いてもよし、仕事が終わったらシャンパングラスを置いてもよし。

船山:へぇ、だったら後ろの席に座ったほうが楽しそうですね。そういえばケンちゃんの嫁も、いつも後ろの席にふんぞり返って、三代目J Soul BrothersのDVD見てますからね。

サトー:……。それが、自分でハンドルを握っても、なかなかよくできているんだ。昔のミニバンって、運転していると「あぁ、オレって運転手かよ」的な悲しい気持ちになるのもあったけど、新しいアルファードはそんなことない。

船山:ケンちゃん!朗報です!

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