婚外恋愛 Vol.11

婚外恋愛:雨降る夜。同じ傘の下で、買い物袋を持ちながら結城と歩く。

前回までのあらすじ

34歳、既婚者の”私”は、妻子持ちの結城に惹かれる一方で、夫である蒼太への愛情との狭間に揺れていた。結城との関係に複雑な気持ちを抱きつつ、かつて住んでいた三田を蒼太と共に訪れる。
結婚当初の思い出に浸る”私“とは対照的に、常に未来を見据える蒼太の気持ちは、子供が欲しい、ということだった。

第10話:月夜の三田にて、今を生きる蒼太とノスタルジーに浸る。

結城さんとの付き合いが始まって、間もなく1年が経つある日の夕方。冬も本番というのに、隅田川のほとりから湿った空気を運んだ風が、私の髪を撫でるように吹いていた。不思議と微熱を含んだようなその風は、やがて雨が降ることを告げているようだった。東岸に本所、西岸に蔵前と駒形の境にかかる厩橋の上から......


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