東京札幌物語 Vol.3

東京札幌物語:希、初めての合コン。「東京人だけがわかる言葉」に疎外感

北海道大学を卒業したのち東京の会社を中心に就職活動をし、渋谷にあるとあるインターネット企業に就職した北原希(きたはらのぞみ/23歳)。

同じ会社で仲の良い友人もできて、東京での第一歩を歩み始める。地元・札幌に恋人がいるが、「合コンに行っていない」というと、仲の良い同期から「社会勉強として」と早速組まれたが。希は、参加するのだろうか?

前回:希(23)、8割の罪悪感を抱きながら、合コンの誘いに揺れる。

恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが 泣かないでくれ
都会で流行の 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ

ー「木綿のハンカチーフ」よりー

東京の皆さん、初めての合コン、覚えていますか?


昨日初めての「合コン」というものに、参加しました。

・・・皆さん、初めての合コンってどんなものでしたか?

眞希子たちと合流してまず直行したお化粧室。示し合わせたように、化粧室の鏡の前で、皆入念に、マスカラ、ファンデーション、口紅・・・。私もとりあえず、一緒に直してみたものの、すぐに手持ち無沙汰になり鏡ごしに、皆の作業を見つめていました。

みんな、そのままですごく綺麗なのに、どんどん目が大きく、肌は白く、オーバーリップなたらこ唇に変貌していくそのサマに釘付けです。

合コン前のお化粧室は、高校時代のバレーボール部の試合前のロッカールームの雰囲気に似ていました。「一致団結!」って思わず円陣組むような意気込みと高揚感。ギラギラした雰囲気は微塵もなく、スポーツマンシップに則る、健康的なスポーツのようです。澤穂希さんさながらに、リーダーシップを発揮するのが今夜の幹事・眞希子。

「さ。いくよ。」

そう言ってウインクする眞希子は、昔見た、ドラマ「やまとなでしこ」の主人公のようでした。

そんな私は、矢田亜希子さん演じるウブな若葉ちゃんでしょうか?(笑)まるでドラマの登場人物になったかのようで、ドキドキして、まぁくんへの後ろめたさは、どこかへ消えてしまっていました。

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