花より高級車 Vol.4

花より高級車: 「BMW M3」オーナー、M3的小悪魔女子に翻弄される!?

近年、「若者の車離れ」が叫ばれる中、依然として東京は世界でも有数の高級車オーナーの生息地だ。都内を歩いていると遭遇することもあるが、実は彼らの生態はあまり知られていない。どんな仕事をしていて、どんな生活を送っているのか?

そこで、筆者は合コンで知り合った4人の高級車オーナーを通称C4と名付け、高級車ドライブデートを重ねた。その一部始終から、彼ら一人一人のプロファイルを暴き、彼らの正体を解明していきたい。

正月気分が抜けきらないまま、週明けから早々に仕事初めで既にクタクタだ。自宅マンションの玄関を出た瞬間、冷たい新年の空気を鼻から思いっきり吸い込むと爽快な気分になる。

「年明けにご飯でも行こうよ」と誘われていた彼から連絡があったのは昨日のことだ。

C4最後のメンバー、BMW君 34歳(外資系金融トレーダー)

香港出身。広東語と英語、日本語を流暢に話す。イギリスの大学に在学中、1年間日本に語学留学をしたという。大学卒業後は香港に戻って大手外資系金融会社に就職し、その後MBAを取得。複数の金融会社に勤めた経歴を持つ現役のトレーダーだ。身長は180cm近くあり第一印象は『誠実そうなクマさん』。

「日本に来て初めて覚えた言葉はね、『女心は秋の空』かな」

大手町にある『パレスホテル東京』の1階にあるオールデイダイニング『グランドキッチン』でクラブサンドイッチとフライドポテトを頬張りながら、BMW君は英国のアクセントのある日本語に英語を時々混ぜて話をする。

「株とかトレーディングについてはわかってるつもりなんだけどね。マーケットは読めても女心は読めない。とか言ったら言い過ぎかな。マーケットは読めるなんて言ったら格好つけすぎだから、ここ『(笑)』ってしておいてね。You know, I spoil girls too much.(あのね、女の子を甘やかしちゃうんだよね。)」

自分でもやりすぎは良くないと分かってはいるものの、好きな子に尽くしすぎて手の内で転がされてしまうのが悩み、だと言う。私たち女子が当たり障りなくいうところの「優しい男」にカテゴライズされるだろうか。

「あのさ、女の子がLINEで既読つけないのって何なの?わざと?興味ないだけ?元々モテたわけでもないけど、香港にいる時よりも、うまくいかないんだよなあ。日本人の女の子は何考えてるかさっぱりわからないよ。」

そういえば、「既読スルーの理由の1つは、敢えて焦らして相手の気を向かせること。落ち込むにはまだ早すぎるかも。」って書いてあるのをどこかの記事で読んだっけ。同じ理由で悩んでるのは私だけではないのね、と元気付けられたことを思い出した。まさか30代半ばのこの男(ひと)も同じように悩んでいるとは。

話の冒頭から恋バナをまくし立てるBMW君だが、意中の女の子に振り向いてもらおうと努力する献身的な姿には涙が出そうになる。デートコースを終日計画し、海に行った際にはいつもヒールを履く彼女の為にスニーカーをプレゼント。ディナーには彼の自宅で手作りのオードブルを振る舞う。(ちなみに得意料理はフレンチオニオングラタンスープだとか。)それだけでなく、高級ブランドのネックレスに、ゴルフグッズ、フラワーボックスとプレゼントの集中攻撃だ。一体、いくら遣ってるの?(笑)

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