東京☆ビギナーズ Vol.5

東京☆ビギナーズ:西麻布、東京を味わい尽くした肉食女子社長との闘い。

前回のあらすじ

関西出身のインターネット広告営業マンのシンゴ(28)は、社会人6年目で突如、東京転勤に。唯一の東京の知人であり大学時代の後輩・優子と、前回の玲子とのデート反省会をしていた。天然シンゴは、腹黒優子のマウンティング攻撃をものともせず、あっけらかんとしていた。そのことに対して面白くない様子の優子は、様々な「訳アリ」の女を紹介し、シンゴを叩きのめそうと画策。第一弾はなんと…。

前回東京☆ビギナーズ第4話:天然シンゴ vs 腹黒優子 代官山マウンティングバトル

西麻布という名前の駅はないことを知らなかった


「ごめんなさい…!遅れてしまいました…!」

「全然大丈夫ですよー♡」

ここは、焼肉屋『よろにく』。

東京カレンダーが実施したアンケート企画、「あなたの好きな焼肉屋、教えてください」でも2位となった名店である。しかしこの店、エリアは西麻布と言われているが、最寄り駅が表参道だったりする非常にややこしい立地に店を構えている。上京したての、いわゆる「東京☆ビギナーズ」にとって、最もアクセス難易度の高い店の一つである。

遅れてきた東京ビギナーズ隊長のシンゴを待っていたのは、優子が紹介した新たな女性「志穂」だった。

「西麻布って駅、無いんですね…。(間違って麻布十番で降りてしまってからのタクシー代、経費で落とせるやろか…)」

「まだ東京に出てきたばかりですもんね!仕方ないですよ(笑)」

ケチなシンゴを他所に、そういって優しく返事をする志穂は、とてもおおらかで優しく、決してお世辞などに聞こえるような口調ではなかったことに、彼は驚いていた。

社長系になれないなら、社長を落とせばいいじゃない



「社長系が好きな玲子にフラれたんだったら、いっそのこと社長をやってる女性とお付き合いすればいいんじゃないですか?」

そう優子が提案し、今回紹介したのは、なんと起業したての女社長だった。

「もちろん、ビジネス上学ぶことも多いと思いますし、それ以上に、玲子みたいに金持ちの年上に媚びをうるようなちんけな性格ではないので(笑)」



志穂はシンゴよりも3つ年上の31歳。優子が以前、少しの間だけ担当していたクライアント企業の社長だ。お互い年齢が比較的近いということもあり、担当を外れた後も懇意にしているという。アパレルのネット販売を中心としたビジネスで現在急成長中とのことで、まさにブレイク直前の女社長である。加えて、何よりルックスがいい。とても31歳には見えない若々しさと美しさである。

ビジネスマンとしても女性としても、自分にとってはtoo muchな相手とのデートに戸惑いを覚えつつも、せっかくなんで色々と学ばせてもらおうという姿勢と、ある種の憧れに近い感情に、彼のバイブスは高まっていた。

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