2015年最も輝きを放った女優の素顔とは?

木村文乃さんには「清純派」という形容詞がよく似合う。彼女の雰囲気から醸し出される絶対的な魅力には違いないのだが、当のご本人は胸の内で「アラサーになってもそれで生きられるのか?」と考えているらしい……。

こんなホテルの一室もいいけれど私にとって家が一番、落ち着く場所

多忙な日々の癒やしは丁寧な「普通の暮らし」

「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは、木村文乃さんのためにある言葉といっても過言ではない。何しろ2015年の彼女は映画、ドラマ、CMに引っ張りだこで、その長い黒髪を見かけない日はないほどの人気ぶりだった。例えば1クール3ヵ月ものの連続ドラマだけでも『銭の戦争』『マザー・ゲーム 〜彼女たちの階級〜』『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』の3本に出演している。

そんな“木村文乃旋風”は継続中だ。年明けには、彼女がナレーションを務めるネイチャードキュメンタリー映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』が公開される。幼い頃から絵本より動物図鑑を好むタイプだったという木村さんは「こういう仕事に関わることは夢のひとつ。念願が叶ってうれしい」と喜びを滲ませる。が、「目の前の目標を達成するまで次のことにはなかなか頭が回らない、不器用な人間」と自己評価する彼女のこと。その仕事量を鑑みるに、この一年は、心身ともにかなりハードな日々を送ってきたにちがいない。

ちょうど今回の取材場所が都心のラグジュアリーホテルだったこともあって、「こんなところで息抜きしたいとは思いませんか?」と水を向けてみた。すると、木村さんは「ハリウッド映画のワンシーンのように、キングサイズのベッドで心置きなく映画を観たい」とか「優雅な気分でお風呂を楽しむのもいいですね。地方ロケでホテルに滞在するときは、お気に入りの入浴剤を持ち込んでゆっくりバスタブに浸かるのが至福です」と無邪気に笑いながら明かしてくれたが、すぐに「あ、でも、私にとっての一番の癒やしは、家にいることですね」と言い直した。

「こういうインタビューを受けると、よく『休みの日は何をしていますか?』と聞かれます。でも、私、特別なことは何もしていないのです。仕事があるときと同じ時間に起きて、午前中いっぱいかけて掃除と洗濯をして、ごはんを作って、窓を全開にしながら朝ごはんタイムにする。それが幸せ。外食もほとんどしません。周りからは『忙しいのによく自分で作るね』と言われますが、私からすれば、着替えて、店に移動して、また帰ってきて、というほうがすごい。自炊ならすべてがおうちの中で済みますし、何なら一回の買い物で数日持たせられる。そのスタイルのほうが、楽に感じてしまうのです」

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