2015食トレンド⑧フレンチ日本酒ペアリング Vol.1

「フレンチに日本酒」は実は逆輸入の文化!今年は和仏折衷フレンチがきた

¥10,000のコースのメイン「シャラン産鴨の炭火焼」に合わせるおすすめの日本酒は、宮城県勝山酒造の極純原酒「遠心しぼり 暁」グラス¥3,000。付け合わせは、フォワグラを詰めたチリメンキャベツと、フランボワーズビネガーで炊いた赤キャベツ、リンゴのポワレ

来日20年以上のコルビシェフが料理に合う日本酒を蔵元で厳選『Dominique Corby』

「料理人になって35年。今では日本で過ごした時間のほうが長くなりました」。流暢な日本語で語るドミニク・コルビシェフ。

2015年春に開業した自店をカウンター割烹スタイルとしたのは、大阪のホテルフレンチの総料理長として活躍した時代に「ひとりで行っても楽しく、料理人と直接話しができる」割烹の魅力に目覚めたため。メニューは日替わりで、全国の約50人の生産者から直接届く食材に合わせて考えられる。

シェフいわく、「素材を味見した瞬間に料理がひらめく。フレンチというより、日本の食材を使った新しい料理を作っている意識」。日本酒が合うのも、不思議はない。

福井県の旬の食材で作った前菜。ピーチカブとトマトの下には、旬の越前蟹と、豆乳クリームホイップを混ぜたサトイモのピュレが潜んでいる。滋賀県瀬古酒造の特別純米「忍者」を合わせて

蔵元と直取引で仕入れるお酒は、珍しいものばかり。左は、福井県常山酒造の冬限定の“蔵の隠し酒”で、「常山ひとつ火霞蛍火燈」。隣の「桂月」は高知県土佐酒造の純米酒だ

カウンター奥のお酒用冷蔵庫。日本酒は45種類以上と、ワイン以上に豊富に用意されている。グラス¥900~¥3,000

期待は高まったであろうか?それでは明日は、ドミニク・コルビの他にも日本酒×フレンチの魔力を楽しめる都内の名店達を一挙にご紹介します。お楽しみに!

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

【2015食トレンド⑧フレンチ日本酒ペアリング】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo