美味しい途中下車の旅!世田谷グルメを満喫する小田急線沿いの極上レストラン13選

美しく焼き上げる、そば入り。広島の定番、オタフクソースをたっぷり塗って青のりをふり、カウンター席なら目の前で完成。中ジョッキは、アサヒスーパドライ

広島風お好み焼きの名店
『お好み焼き 八昌 東京店』

経堂

広島風お好み焼きの名店『八昌』。その暖簾分け店として、東京で愛されているのがこちら。

広島風の特徴である「そば入り」は、鉄板にクレープのように薄く焼いた生地にどっさりのキャベツ、もやし、そして揚げ玉、かつお粉といったトッピングもここで生地と重ね、豚肉をのせてじわじわと火を通す。

別では広島風お好み焼きの定番「磯野製麺」から仕入れる中華麺をゆで、鉄板でジュージュー。そばをカリッと焼き込むのは『八昌』ならではだそう。

このふたつと卵を重ねてからは、コテで押しながら形をまとめていき、あんなにたくさんの具材がどこへ! ?というくらい薄くコンパクトに!

しかし、食べれば外側はパリッパリに焼き込まれ、中には蒸し焼きになったキャベツやそばがみっちりと入っており、半熟卵もとろり。渾然一体となったまろやかな味がふわっと広がるのは、広島風ならではの魅力だろう。

店主の熟練した技を感じさせてくれる見事なコテさばきはおつまみにも冴え渡り、鉄板焼きメニューも豊富だ。カウンター席では目の前の鉄板で繰り広げられるコテ技を拝見しながらまず一杯、が楽しい。

牛バラはまるでステーキ。さっぱりしたぽん酢入り大根おろしのせのキャベツも添えられる。メニューは一例

めりはりの効いた食感に唸る、広島風の名人芸を体験せよ!

手前から脂ののった穴子、煮切と生七味で味わうエンガワの炙り、京都舞鶴産の中トロ。メニューは一例

イタリアン×鮨
『TOSHIYA Verde.』

経堂

生ハム、パスタ、フリット……。正真正銘、“鮨”店のメニューリストである。

「まさかイタリアンと鮨の店になるとはねぇ」。そう屈託なく笑うのは、店長の土屋陽平氏。土屋氏は、名店『経堂美登利寿司寿矢』の2階を長年任されていた人物。新店を開こうとした時に、偶然常連からイタリアンのシェフを紹介されたのがきっかけ。

しかし、これが正解だったのは、訪れるゲストの幸せそうな顔を見れば分かる。

サーモンとほうれん草のパスタ。メニューは一例

2012年のオープンから、連日の賑わいぶりになるまでは時間がかからなかった。無論握りは本格派。

一貫数百円~という価格ながら多くが本店と同じネタという太っ腹。正統の江戸前に加え、炙りやオリーブオイル使いなど変化球も織り交ぜる。

パテやチーズからはじまって、パスタと鮨で〆。“あり得ない”を“あり”にした気鋭店に脱帽。

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