美味しい途中下車の旅!世田谷グルメを満喫する小田急線沿いの極上レストラン13選

グルメな住民が多い世田谷区には、とりあげたい美味しいお店がたくさん! なかでもなぜ小田急線沿いに、隠れ家ビストロや高コスパ焼き鳥、絶品ピッツェリアなど、足を運びたい店が集まっているんです。

世田谷グルメの途中下車の旅をするなら、小田急線沿線を狙うべし!

山形県鶴岡産バルバリー種 鴨胸肉のロティ〜そのジュとオリーブのソース〜。休ませながらじっくりと火入れをし、断面を美しいロゼ色に仕上げる

コスパ抜群の路地裏ビストロ
『ユリイカ』

下北沢

女性はパリという言葉に特別な響きを感じるもの。それは伝統や歴史に守られた優美さや、シンプルで洗練されたイメージに直結するから。そんな“美しきパリ”を体感できる店が昨年、池ノ上から下北沢に移転した『ユリイカ』だ。

モザイク状に張られた床タイルや、ミニマルなカウンター、パリの蚤の市で目にするポスターや耳に心地良いフランスの有線放送。ふと、パリのビストロにいるかのような錯覚におちいる空間で供される料理は、昔からフランスの人々に愛されてきた“定番”に、シェフのオリジナリティを加えた美味が主体。

ロンドンやパリに暮らしたこともあるオーナーの渡部 巧さんは、「ビストロは、楽しくおしゃべりをしながら料理やワインを楽しむ場所。気を張ることなくふらりと入れる空気感を大事にしていきたい」と言う。

前菜をつまみながら、ワインを飲み、ゆるやかに流れる“パリ時間”を楽しみたい。

右.豚スネ肉の煮込みのオーブン焼き 左.豚足と豚耳と豚タンのパネ。メニューは一例

フレンチを極めた本格ビストロ
『イブローニュ』

世田谷代田

2005年独立し、池尻からの移転の末に世田谷代田に腰を据えた、名店『イブローニュ』。独立当時は日本のビストロ文化はここまで盛り上がってはおらず、「フランス人が食べてフランスと同じ味がする」有馬氏の本格ビストロ料理は輝きを放っていた。

「僕の思いは今も同じ。フランス料理の日本にまだ見えていない部分を伝えたいだけ。鴨1羽や豚の足1本など、肉の塊料理も力を入れています」。処理の途中に出た脂や皮も捨てない。骨からスープをとり、頭部でソースを作る。

ランド地方など、フランス田舎町などの星付きレストランで研鑽を積み掴んだ「肉を余すとこなく使う」技術。おそろしく手間がかかるが、それこそが有馬氏の「完成された味」の裏打ちだ。

舞台は代田の住宅街へ。駅から徒歩15分。この店があるから足をのばしたくなる、そんな名店だ。

手前から、つくね、せせりおろしポン酢、すなぎも。週末は予約必須

女性も一人でジバラで飲む
『ソラナカ』

豪徳寺

店内のメニューを見てみると余りの安さに驚いてしまうが、味は折り紙つき。どれも小ぶりながら、ジューシーな焼き具合、部位に合わせた味付けなど、丁寧な仕事ぶりが一口で分かる。サイズ感も手伝い、次、また次と手が伸びる。

特筆すべきこだわりの調味料は、土佐の海水を太陽光で結晶化させた希少な天日塩「あまみ」。ミネラル分が豊富に含まれ、ほのかな甘みが舌に残るほど柔らかい。肉の旨みをきっちりとサポートし、食べ飽きさせない魔法を生む。

店の最寄駅は豪徳寺。こぢんまりした街の親しみやすさを宿しつつも、赤ちょうちん的居酒屋の騒がしさは微塵もない。そりゃ、女性のひとり客もちらほらと見かけるわけだ。女性がジバラで飲む店は旨いに決まっている。くつろいだ空気に魅せられ、今日もまた足が向くのだ。

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