表紙カレンダー Vol.2

水原希子が“食べられる”!?『進撃の巨人』のマル秘舞台裏!

さて、先に水原さんも語ってくれたように、日本人の繊細さがもたらす多様性は、食シーンにおいて海外の人々の心を捉えている。これはエンターテインメントの世界でも然り。

全世界に熱狂的なファンを持つ漫画『進撃の巨人』が、この夏、実写映画化される。巨人に人間が食べられる恐怖を描くという衝撃的な本作で水原さんが扮したのはヒロインのミカサ。モデルと並行して女優としても活躍する彼女だが、今回の出演は新たなチャレンジになったようだ。

「毎日、撮影現場では“想像すること”が求められました。何しろ巨人はCG、特撮、VFXの融合なので、撮影のときにはキャストの目の前に存在していないんです。私が出演したシーンの大半は巨人と絡むものだったので、映像が完璧に仕上がった際に観てくださる方々の恐怖心を煽り、より強い臨場感を抱いていただけるよう計算しておく必要がありました。『巨人の手はこっちから出てくるはずだから目線はこうすればいいんだよね?』なんて共演者同士が確認しあったりして。この作品ならではのやり取りで、すごく新鮮でした」

ミカサが巨人に立ち向かうべく装置を付けて飛ぶシーンは、ワイヤーアクションによって表現される。そのトレーニングは非常にハードだったようだ。

「1日に8時間もワイヤーの練習を続けた日もありました。ただ飛ぶだけならいいのですが、格好良く見せるのが難しくて、体力との勝負でしたね。それから精神的にも試されたように思います。ワイヤーで吊るされているときは、機械ではなくて人間が引っ張ってくれているんです。人の心を動かす作品を生むという同じ目標に向かってスタッフを信頼する。その重要性を強く実感させられました」

その結果、完成した本編には、一度目にしたらトラウマになってしまいそうなほどショッキングな映像がちりばめられている。

「場面展開の早さも、この映画の魅力。難しいことは考えず、ジェットコースターにでも乗った気分で観てください。型にハマらない前代未聞の演出が、きっとクセになるはずですから」

©2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 ©諫山創/講談社

水原さんの最新作、『進撃の巨人』公開

全世界累計発行部数5000万部を突破した諌山創原作の漫画『進撃の巨人』を実写映画化。出演は三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、石原さとみほか。前篇は8月1日、後篇は9月19日公開

■プロフィール
みずはらきこ 1990 年、米国テキサス州生まれ。アメリカ人の父と韓国人の母を持つ。ファッション誌でモデルとして活躍した後、'09年に映画『ノルウェイの森』で女優デビュー。日本国内はもとより海外での活躍も目覚ましく、シャネルやルイ・ヴィトンといったブランドのコレクションに招待されることも多い。趣味は食べること。

■衣装クレジット
[1ページ]ドレス¥254,000〈アレキサンダー・マックイーン 03-5778-0786〉、スクエアピアス¥27,000、クリスタルピアス¥44,000〈ともにシハラ/ユイボックス 03-3486-1922)、リング ¥16,000〈ジューミ リム/オープニングセレモニー 03-5466-6350〉
[2ページ]ドレス¥63,000〈MSGM /アオイ 03-3239-0341〉、ピアス¥8,200〈ビジュー アールアイ 03-3770-6809〉、リング¥16,000〈ジューミ リム/オープニングセレモニー 03-5466-6350〉、シューズ¥94,000〈ジミー チュウ 03-5413-1150〉

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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