2015.07.04
どうもはっきりしない天気が続く今日この頃。そんな時は、濃厚でピリリと刺激的な赤い麺で体内から元気に。厳選した2つの麺を食べて、心地よい汗を!
『中国料理たけくま』
3種類のラー油で深みを出した「担々麺」
刺激は十分だが、しかし辛すぎない、その中道を行くバランス感覚がお見事。卵を多めに使用したコシの強いちぢれ麺にスープが絡み、口の中で辛さとゴマのクリーミさがマッチする。
とにかくお金と手間をかけているというスープは、丸鶏をはじめ、豚ガラ、牛すじなどを骨がボロボロになるまで煮込み、冷めるとゼラチン質が固まってゼリーのようになると言う。
竹熊氏の真骨頂といえば、長年培った上海料理がベースのオリジナル料理。塩、胡椒のみのシンプルな調理で食材の味を活かした海鮮料理、甘辛く濃厚な味付けの煮込み料理も絶品である。担々麺のお供にもちょうど良い。
味は一流だが、価格は良心的とあってリピーターが後を絶たない。夏本番前に、ぜひとも訪れたい一店である。
『李南河』
辛味スープで味わうシコシコのうどん
オーナーの李南河さんが、自宅でゲストをもてなすように供する料理、をテーマにした韓国料理店。特にオーダー率の高いコースが「李家チョンゴル」。ナムルやチヂミといった韓国惣菜、旬の刺身盛り合わせなどが供された後に、メインのチョンゴルが登場する。
チョンゴルとは、さまざまな種類の具材をたっぷり入れた鍋のことで、日本で言うところの寄せ鍋。中に入った黒毛和牛や野菜から旨みが滲み出て、コチュジャンベースのスープは煮込むほどに複雑味が増す。
このスープに浸す“鍋あと”には、ぜひ韓国うどんをオススメしたい。見た目は半透明で太い葛きりのようだが、食感はシコシコで、喉越しがつるり。
のびにくく煮崩れしないのも特長で、日本風のうどんならばややもすると重い印象になってしまうが、この韓国うどんなら最後まで軽やか。
噛むたびに感じる独特な歯応えが心地よく、それが脳裏に一度刻まれてしまったら最後。日常の生活の中に、ふと「あ、あの麺食べたい」と思い起こす瞬間が訪れて、店への予約に勤しんでしまうかも。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
この記事で紹介したお店
中国料理たけくま
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