暑さに勝つ!東カレ厳選ホルモン特集 Vol.2

夏に負けないスタミナをつける! 絶品ホルモン屋4選

梅雨を飛び越してもはや夏のような暑さが続く、今日この頃。こんな時はホルモンを食べてスタミナを充電し、暑さに打ち勝とう!

「特撰ホルモン激辛」。ピリッとした辛さがクセになる。

芝浦の老舗焼肉店『黒毛和牛専門店 精香園』

田町

1970年の創業以来、最高級のA5和牛にこだわり続ける焼肉の名店。食肉市場があり、食肉の聖地として知られる芝浦の地に店を構えて40年以上、松坂牛、但馬牛、米沢牛など、そのとき最良のものを仕入れている。

塩ハラミ発祥の店としても有名だが、希少部位も豊富で、ミスジ(肩甲骨の下)、カイノミ(わき腹)、トモサンカク(後ろ足の付け根)などが揃う。

シビレ(胸腺)やカシラ(頬肉)など、ホルモン系の品揃えも充実。こちらも塩で味わえば、素材そのものが持つ独特の味わいが楽しめる。

一方で、常連客に人気なのが「特撰ホルモン激辛」。唐辛子たっぷりの刺激的な見た目だが、火を通すとちょうど良い辛さに変わり、噛むほどに濃厚な味が口の中に広がる。これからの季節にぴったりのメニューだ。

下記の店舗情報から予約可能!

名物プリプリホルモンは、大きくカットした新鮮なホルモンで食べごたえ十分

高級店の味をリーズナブルに『焼肉伝説 肉衛門』

亀戸

近頃、高級店が沿線にカジュアルな店舗を出すのが増えている。2013年オープンのここもそんな店舗のひとつで、銀座で高級店として人気を博す『韓流 安歡(アンファン)』のカジュアル店だ。

一人あたりの予算約1万円という接待仕様の銀座とは異なり、こちらは肉を味わうことに特化したシンプルな店構え。焼肉メニューは銀座とほぼ同等でありながら、予算4,000円程度とかなりお手軽に食べられる。

つけダレは醤油ダレ、味噌ダレ、塩の3種類。九州産の味噌を用いた味噌ダレは、ピリ辛でスパイシー。肉の味わいをよりまろやかにするから、酒にもごはんにも合う。

亀戸という焼肉激戦区の街で確かな存在感を示している。銀座の人気焼肉店のこだわりが、自腹価格で頂けるのがうれしい。

右.ごま油と塩などで味付けしたハツ。赤身がピンクに変われば食べごろ 左.豚の胃袋の厚い部分のみを厳選したガツ。心地のよい歯切れが特徴

焼きの技はタイミングが命『炭火焼ホルモン かぶん』

赤坂

八重洲の名店『ぐぅ』を立ちあげた李久和氏による赤坂のホルモン店。ホルモンは自ら食肉市場に出向き、昔なじみの卸から仕入れた逸品揃い。「新鮮なホルモンは焼き過ぎないのがコツ」と語る主人の、七輪を確認する眼光は鋭い。

テレビ局や制作会社、飲食店などで働く"深夜族"が多い赤坂には効率よくスタミナ補給できる焼肉店が軒を連ねるが、あつかうホルモンの質や趣向が凝らされたサイドメニューから見ても『かぶん』は、通好みの存在といえるだろう。

李氏の名刺には"店主"ではなく、"ホルモンマイスター"の文字が印刷されており、並々ならぬ自信を窺うことができる。週に2回は芝浦の食肉市場に出向き、長年培ってきた目利き力でもって新鮮な肉を仕入れるという。

ひと口で部位の旨みや個性がはっきりとわかるホルモンの数々。深夜にたとえ食べすぎたとしても、胃にもたれることはない。ゲストはマッコリをあおりながら、店主が見極める最高の焼きのタイミングを、ただ待つのみなのである。

脂の旨さが堪能できるギアラ(左)と角切りで食感を強調したハツ

塩で味わう新鮮さ『ホルモン焼と焼酎 よねきち』

国立

国立エリア屈指の人気を誇る同店。店主・高久龍太郎さんが吉祥寺の人気店『ホルモン酒場 焼酎家 わ』の味を継ぎ、暖簾分けで独立した店だ。

鮮度に自信があるため、ホルモンは素材の味を楽しませる塩のみで提供。とがった塩辛さがない藻塩を使い、部位ごとに異なる味わいを引き立てる。たとえばギアラの脂の甘みやハラミのコク、噛むほどに染み出す豚ガツの独特の味わいが、口当たりマイルドな藻塩の穏やかな塩みでグッと増す。仕上げにたらすオリーブオイルは、風味だけでなく、動物性の脂の消化を助ける心遣いだ。

国立駅から徒歩15分ほどの距離をものともしないファンは多く、訪れる際はあらかじめ予約を入れておくのがおすすめだ。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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