■東京カレンダー編集部からのお題
Q.「金曜夜。中目黒のお洒落なイタリアンバルで、旧知の仲の同級生(大槻編集長)と男飲みする場合、どんな装いで行きますか?」
■ホッシーからの回答
A.「金曜日の夜なのに、綺麗どころの女性じゃなくて、旧知の仲の同級生、しかも大槻編集長(ドン君)と“男飲み”という時点で、逆に勝負をかけたくなりますよね。
どう考えたって、この後の展開が、男飲みじゃ済まなくなるに決まってますからね。どっちかが、必ず誰か友達を呼び出すか? あるいは女性がいるオネーチャン系の店に繰り出す感じがしますから。だから、そんな淡い期待感も踏まえた上で、もちろん狙っていきます(笑)
ま、ある意味、旧知の仲の同級生との“駆け引き”っていうか。詳しい着こなしのディテールに関しては、今号以降でお伝えするとして……。まずは、着こなし全体のお話から。
旧知の仲っていうことは、お互いのスタイルは、当然、昔から知り過ぎているにもほどがあるわけで……。だから、逆に、この日だけカッコつけているのがバレると、浮足立って見えてサムイんですよ。「お前どうしたの? そんな格好して」みたいな感じになりますから。だから、ある意味、「昔からお互い変わんないよね〜」みたいなスタイルの方がベターなんです。
ということで、僕はネイビージャケットに、白シャツ、グレーパンツにしました。ある意味、昔からまったく変わらない干場的定番スタイル。パッと見変わっていないように見えるのが大事なんですね。でも、いろいろと積もり積もった話をしつつ、ワインが2本ぐらい空き、お酒が回るに連れて、だんだんとボディブローのように、細かい部分のこだわりが見えてくる。
例えば、腕時計のチョイスとか、靴のデザインとか、実は知っていそうで知らないブランドを取り入れていたりとかすると……。「オニョニョニョ? ナニソレ? カッコイイじゃん。どこで買ったニョ?」とかなって、一気に高校時代の距離感に戻れる。
男同士って、この間合みたいな、探り合いが楽しいんですよ。ということで次号は、お洒落な中目黒の新スポット、しかもイタリアンバル、しかもその後の展開がありそう!?的な店を選んできたからこその、干場流のお洒落の㊙テクをご紹介したいと思います」
■プロフィール
ほしばよしまさ
『FORZA STYLE』編集長/ファッションディレクター
雑誌「LEON」の創刊に参画し、“モテるオヤジ”や“ちょいワル”ブームの立役者としてヒット企画を手掛ける。その後「OCEANS」を創刊。関西テレビ「にじいろジーン」の家族を素敵に変身させるミラクルチェンジのコーナーやテレビ朝日「やじうまテレビ!」のファッションチェックのコーナーにも出演中。2013年秋より、成熟した大人の男女に向けたライフスタイル提案雑誌「Sette mari(セッテ・マーリ)」の編集長に。また2015年からは「女の本音が男を変える」をテーマにしたミドルエイジのためのファッション&ライフスタイルのウェブマガジン『FORZA STYLE』の編集長に就任。新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、イベント、ブランドプロデュースなど、その活動はメディアの枠を越えて多岐に及ぶ。
※本記事は、ミドルエイジ男性のためのファッション&ライフスタイルメディア『FORZA STYLE(フォルツァスタイル)』との連動企画です。http://forzastyle.com
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