今やハラミを塩ダレで食べることは、珍しいことではない。
だが、東京に焼肉という文化が根付いていなかった1970年代は、タン塩以外はタレで食べるのが一般的だったという。 その常識を覆したのが、1970年に開業した『黒毛和牛専門店 精香園』(芝浦)だ。
「塩で食べたい」というお客様の要望に応えて当店で提供を始めたのが"塩ハラミ"の出発点といわれている。
あまりの美味しさにお客様が大絶賛。その日のうちに商品化
「塩ハラミを提供したところ、お客様があまりに美味しいとおっしゃるので、その日のうちに商品化しました」と店主の重光さんは当時を振り返り、塩ダレの旨さの秘訣をこう語る。
「塩ダレはもともとタンのために考案されたもので、塩とごま油をベースに、にんにくなどを加えて作っています。塩で食べる分......
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