東京の主要部でいて、程近い麻布十番や六本木とはがらりと空気が変わる広尾。その日常は謎めいていて、数回訪れただけでは分からない。
そこで、物心ついた頃からこの地で過ごす、小石原はるかさんに、リアルな広尾の日常を語ってもらった。
◆
東京カレンダーアプリ(iOSの方・Androidの方)なら、発売中の月刊誌最新号の電子書籍がどこよりもお得に購入いただけます!また、この記事から1クリックで、レストラン予約サイト「グルカレ by 東京カレンダー」へ。すぐに店の予約ができます!
広尾在住50年超のフードライター、小石原はるかさんが紐解く
~ハイソなようでいて、下町っぽさもある街~
1972年生まれ。食を生業とするエンゲル係数高めの環境で育ち、レストランを偏愛するように。グランメゾンから大衆酒場まで日常的に巡る。著書に『自分史上最多ごはん』(マガジンハウス)『東京最高のレストラン』(共著・ぴあ)など。
◆
「広尾に住んでいる」と話すと「羨ましい!」という反応をいただくことが、ままある。
が、幼稚園に入るタイミングでたまたま広尾に引っ越し、ただただ数十年が過ぎた……という体たらくで、自分で選び取った場所ではない。故に、なんとも肩身が狭い気持ちになるのが常だ。
「広尾ガーデンヒルズ」を筆頭に高級な物件がひしめき、各国の大使館も立ち並んで国際色豊かな街。
聖心女子大学や慶應義塾幼稚舎などの名門私立校、さらには“御三家幼稚園”のうちのふたつがこの界隈にあり、文教地区という印象が色濃い。
そして食事情に関しては、高価格帯でクローズドなスタイルの“知る人ぞ知る”レストランがあちこちに潜んでいる。多くの方が思い描く「広尾」は、恐らくこんな感じだろう。
それらは確かに事実なのだが、しかし広尾の“ロコ”としては「そういう側面だけではないんです」と、この機会にお伝えしたい気持ちだ。
ハイエンドなスーパーが住民の日常を支えている
都内屈指の上質なスーパーである『明治屋広尾ストアー』と国際色豊かな『ナショナル麻布』が風神雷神よろしく並び立っているが、“広尾散歩通り”こと広尾商店街には、吟味された魚介類が並ぶ『福田屋』の他にも、『舛勝酒店』、日本茶専門の『星野園』など、日常的に立ち寄れる“生活の味方”たる商店も軒を連ねている。
商店街で長らくなじみ深いお店も元気!
小さい頃によくお世話になった文房具店『奥本いろは堂』は、いまも変わらず子どもたちで賑わっている。
お隣の鮮魚店『福田屋』さんも、昭和4年からこの地にあるご長寿店。お店の奥には定食屋さんもあり愛され続ける。
蕎麦にハンバーガー、親しみやすい名店が
食事をする場所に関しても同様。
いまでは当たり前になったグルメバーガーのパイオニア『Homework’s』は少々高級レンジではあるけれど、『広尾巴屋』『麻布さ和長』のような普段着で行けるお店が、実は点在している。
商店街から左右に延びる路地を入れば、まだまだ牧歌的な雰囲気が残っているブロックも多く、昔からの個人店が頑張っているのだ。
広尾が誇る2大グルメビル
それでいて“飲食ビルの先駆け”的存在というべき「広尾六幸館」が、駅近にそびえているのは面白い。
フレンチ、火鍋、ピッツェリアetc.とラインナップは多彩。過去には、甘味処の『麻布茶房』や、丁寧に淹れたコーヒーが美味しい『カフェ・アンセーニュダングル』が2階にあったっけなあ……。
「広尾六幸館」と、広尾商店街にある「EAT PLAY WORKS」は、どちらも1・2階に個性豊かな飲食店が入居している飲食コンプレックスビル。
前者は1979年竣工、後者は2020年にオープン。
手土産に絶対喜ばれるセンス良きショップも
この街が生活の場であるロコの目線で捉えると「広尾って華やか」という話にどうにもなりづらく恐縮なのだが、せめて上質なプロダクトが手に入るオススメの場所を紹介しよう。
『nia-AFRIKA ROSE & CAFE BAR』は、その名のとおりアフリカのバラをテーマにしたお店で、高品質で力強いバラは美しいし、アフリカのワインやコーヒーも楽しめる。
また、そこから1ブロック天現寺橋寄りにある『GOMA PRESSO』は、店頭でごまを焙煎して搾るフレッシュなごま油の専門店。新たな広尾名物といえるだろう。
ちなみに、今回この企画のために広尾の街をじっくり観察していて気付いたことがふたつ。
「トレーニング用のレギンスのまま闊歩する女性がなんだか多い」、そして「お散歩している犬、大型犬が多め」。これこそが広尾の日常、か。
さらに詳しく知りたい方は「ふたりで行くなら、大人の広尾」を今すぐ手に入れよう!
『東京カレンダー』2026年10月号は「ふたりで行くなら、大人の広尾」。スモールラグジュアリーなこの街は、東京の密かなオアシスだ!
月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。
買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入がお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから
最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。
月刊誌最新号「週末、横浜へ」はこちらから!
今月の『東京カレンダー』は「週末、横浜へ」。この秋、ドラマを期待するなら、東京からわずか30分の非日常へ。
月刊誌『東京カレンダー』は、毎月21日頃の発売です。お近くの書店、コンビニでお求めいただけます。
買いに行く時間がない方、近くのお店で売り切れてしまっている方には、インターネットでの購入がお勧めです。
⇒通常版はこちらから
⇒特別増刊はこちらから
最新号も過去号(約10年分)も、東カレアプリ内のコインで購入するのが一番お得です!(通常版のみ)
⇒アプリでのご利用はこちらから(iOSの方・Androidの方)
※最新版のアプリをダウンロードしてください。
















