Q1:最初に、男の心が掴まれた女の言動は?
翔と出会ったのは、友人と飲んでいる時だった。一緒に飲んでいた女友達の恵里菜が彼氏を呼び、その彼氏の男友達としてやってきたのが翔だった。
「こんばんは。恵里菜の友達の里香です」
「初めまして。翔です」
最初に見た時から「かっこいい」と思った。けれども、当時の私はまだ彼氏とズルズル付き合っていたので、翔とこの先どうこうなるつもりもなかった。
しかしこの1ヶ月後。またみんなで飲むことになり、その際、翔からデートに誘われた。
初デートの日は、翔は西麻布にある『鳥さわ22』を予約してくれていた。
「ここ、来たことあった?」
「ううん、初めて来ました。ちなみに、今日は誘ってくれてありがとうございます」
「こちらこそ、来てくれてありがとう」
「実は翔さんとのご飯、すっごく楽しみにしていたんです♡」
「そうなの?嬉しいんだけど」
こうして、始まりから良いムードだった私たち。
そもそもなんとなくだけれど、翔が私のことを気に入ってくれているのが伝わってきた。
なぜなら、翔は質問が多かった。男性は、興味のある女性に対して質問の数が多くなる気がする。
「里香ちゃんは、なんのお仕事しているんだっけ?」
「私はPR関連の会社に勤めてます」
「そうなんだ。どんな仕事をしているの?」
そしてすっかり打ち解け始めた私たちは、すぐに自然体になっていった。
「里香ちゃん、じゃあ青学なんだ!」
「そうなの。翔さんは?」
「僕は明治だよ」
そんな感じで、大学の話をしたり、プライベートで何をしているかなど話したり…。
「翔さんって、絶対モテますよね?一緒にいて楽しいし、気遣いとかもすごいし」
「え〜どうだろう。里香ちゃんの方こそ」
「血肝」を食べながら何気ない会話をするが、それも楽しかった。
そして、翔は確信をついてきた。
「ちなみに…。里香ちゃんって、今彼氏とかいるの?」
「え、私?」
一瞬、どう答えるべきか考える。先日別れ話をしたばかりだったから。あとは、彼の家に置いている私の荷物をピックアップするだけだ。
― これは、別にいいよね。逆に細かいことを言うのは野暮だし。
そう思った私は、“優しい嘘”をつくことにした。
「今はいなくて。つい最近別れちゃって」
「そうなんだ。じゃあ、今は誰もいないの?」
「うん。フリーです」
「どういう男性が好きなの?」
「仕事を頑張っている人が好きかな。あと、優しい人」
「俺、じゃあちょっとは可能性ある?」
「もちろん」
そう言ったタイミングで、お互いに思わず照れくさくて笑ってしまった。
「翔さんは?どういう人がタイプなの?」
「僕は明るくて、ポジティブな子が好き。一緒にいて楽しいって大事だなと思って」
「わかる!ずっと一緒にいるなら、楽しい人がいいですよね」
初デートで恋愛の話もちゃんとし、お互いがお互いのことをタイプと言う。このデートの時から、双方強く惹かれ始めてはいたと思う。
「里香ちゃん、次はいつ会えるかな。来週とかはどう?」
「空いています!私も早く会いたいと思っていたから、嬉しい」
こうして、すぐに二度目のデートも確定した。
そして次のデートの前に、私はちゃんと白黒はっきりさせた。彼の家から荷物をピックアップし、綺麗に別れてから二度目のデートに挑んだ。







この記事へのコメント
ミスなくやってほしいですよね。
内容も薄っぺらいし。