男と女の答えあわせ【A】 Vol.312

5歳下の男子とのデート代、どこまで女が出すべき?割り勘比率の正解とは

三浦マキ

A1:年下の勢いで、グイグイ来てくれるのが良かった。


イベント関連の会社に勤める海斗とは、食事会で知り合った。

肌が綺麗でスッとした塩顔のイケメンというのが、海斗の第一印象だ。

2軒目へ移動中、たまたま後ろの方で二人並んで歩く形になった時、彼は自然に私をデートに誘ってきた。

「京子さん、良ければ…次は二人で食事へ行きませんか?」
「え?もちろん」
「食事は何が好きですか?」
「なんだろう…イタリアンとか?」
「じゃあ、お店予約しておきますね」

― この男、慣れてるな。

そう思った。でももちろん、嫌ではない。むしろ海斗のことを私も気になっていたので、嬉しかった。

初デートは、六本木のイタリアンになった。


「京子さんは、結構外食派ですか?」
「そうですね。外食が多いかもです。海斗くんは?」

話もサクサク進むし、盛り上がる。年下だけど、私よりもしっかりしているように感じる。

「僕、こう見えて料理得意なんですよ」
「え?そうなの?」
「学生時代、キッチンでバイトしていて」
「え〜すごい!!どんなお料理を作るの?得意料理とかあるの?食べてみたいな」
「京子さんなら、いつでも喜んで作りますよ。逆に京子さんは?家事とかします?」

しかも、口もうまい。リップサービスなのかわからないけれど、海斗といるとなんだか心地良い。心がふわふわとしてきて、ついワインが進んでしまう。


「意外に、家事はするよ。でも料理は自分ひとりだと、ついおざなりになっちゃって」
「京子さんって、大人の余裕がありますよね」
「そう?私まだ33歳だし、そんな大人かな。まぁ海斗くんよりは大人だけど。年齢とか、気にする人?」
「いや、僕はまったく!何も気にしません!むしろ年上の方が好きなので」

しかも“年上好き”ときた。これはかなり良い感じかもしれない。33歳、そろそろ真剣に次の出会いも探しているし、ステディで、かつ結婚も見据えて付き合える彼氏が欲しい。

そう思っていたタイミングでのこの出会いは大切にしたい。そんなことを思っていると、あっという間にお会計の時間になった。

しかし、この時に微妙な空気が一瞬流れる。

「半分でいい?」

むしろ、割り勘でいいのだろうか。海斗の方が年下だし、割り勘でまったく問題なはいが、ここで、一瞬考える。

― 私の方が年上だし、ここは私が多めに払うべきだったのかな…。

「もちろん。ここ、カード2枚いけるかな」

そう言ったのには、理由がある。海斗は折半にしてくれたし、ここは彼を尊重しよう。そう思い、会計を済ませた。

「今日はありがとう。楽しかったな」
「こちらこそ。京子さん、また会えますか?」
「もちろん」

そしてこの海斗の積極的な姿勢は変わらず、この次のデートで私たちは正式に交際することになる。

この記事へのコメント

コメントする
No Name
平気でお金借りといて返すのを忘れる人、ルーズ通り越して人としてどうなんだろうと思う。
2026/03/22 06:0625
No Name
あり得ない、こんな男を答え合わせにするなよ!
2026/03/22 05:1222
No Name
ヒモでも誕生日くらいご馳走してくれると思う。でも、海斗の存在自体には感謝してた(😆?)なら思った事とかその都度言えばいい。財布持ってきた?とか。お金の件は言いにくいけど、返すと言ったなら次回その分をご馳走してもらうとか送金とか、家に入り浸りなら料理とか掃除やらせる、誕生日折半には「あり得ないよ高級店じゃなくていいからご馳走して」とか。 毎回だけど全くコミュニケーション取らずに別れるってどうなん。
2026/03/22 05:2818Comment Icon2
もっと見る ( 15 件 )

男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

この連載の記事一覧