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男と女の答えあわせ【A】 Vol.307

「この女、ヤバイ…」結婚相手候補から外される、36歳女の金銭感覚とは

三浦マキ

A1:高級な物が好きだなとは感じていた。


佳苗と出会ったのは、クライアントが主催していたパーティーだった。結構な人数が集まっていたそのパーティーの中で、たまたま知り合いがおり、話していると、その人が佳苗を紹介してくれた。

すらっとしていて、綺麗な佳苗。華やかな美人で、思わず目を奪われた。

だから僕は連絡先を交換しようと試みたのだが、そもそも食事へ行きたい。ここで、僕はふと思い出した。

前に訪れた際に予約した名店の席が、たまたま空いている。これはいいチャンスだ。

「佳苗さんは、何系のお食事が好きですか?」
「私は…お鮨が好きです」
「え!来週の金曜の夜とかお忙しいですよね?前回予約していた『鮨 影山』の席があるのですが、同席予定の人が急遽出張になってしまい…。誰かいないかなと思っていたんです」
「そうなんですか?ぜひ!行きたいです」

こうしてあっという間に次のデートの日程が決まった。

そして当日、『鮨 影山』のカウンター席で、改めて二人で乾杯をする。


「幸太郎さんすごいですね♡ここのお店が取れるなんて」
「食べることが好きなんです。ここは前回連れてきてもらった際に、幸運にも次回の予約が取れて」

佳苗がキラキラとした眼差しで僕を見つめてくる。「席があって良かった」と、心底思った。

そして今日は二人きりの初デート。お互いの仕事のことなどを深掘りしていくうちに、佳苗はちゃんと自立している女性だということもわかった。

「じゃあ佳苗さんは、外資系の化粧品でマーケティングをされているんですね。すごいじゃないですか」
「いえいえ、そんなことないですよ。仕事内容は結構地味だったりしますし…。でも、仕事は楽しいですね」
「接待とかも多いんですか?」
「いえ、そんなに」
「そうなんですね。お店とかワインとかにお詳しいから、てっきり会食も多いのかと」

話しているうちに感じたのだが、佳苗は、良い店やお酒に詳しい。仕事柄かと思ったけれど、プライベートでもよく行っているらしい。

「お店やワインを勉強しておくことって…ある意味大人のマナーだと思うんです。どこに連れていってもらっても、恥ずかしくない女性になりたいなと思っていて」
「素晴らしいですね。佳苗さんって、いいですね。大人の女性の余裕があって」
「そうですか?付き合うとワガママになるかもですよ」
「えー!想像できない」

36歳という年齢以上に、落ち着いて見える。しっかりしているし、上品な人だな、という印象が強く残る。

鮨を食べながら、豊かな時間が流れていく。


そしてお会計になった時。僕がもちろん支払うつもりだったれど、佳苗は大袈裟なくらいに喜んでくれた。

「ここは僕が」
「え?でも…」
「今日は僕がお誘いしたので」
「ありがとうございます!」

この初デートで、僕は佳苗を「自立した、食とかワインに詳しい大人の女性」だと認識した。

しかしこの認識が、後々崩れていくことになる。いや、間違ってはいないのだけれど、色々と違う方向へ転がっていく。

そして二度目のデートで佳苗の方から「付き合ってほしい」と言われ、断る理由もなかったので、僕たちは交際することになった。

仕事が忙しくてなかなか会えなくても、佳苗は何も言ってこない。それは本当に助かったし、適度な距離感が心地良かった。

しかし会うたびに、僕の中で「ん?」と思うことが増えていった…。

この記事へのコメント

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No Name
彼女に対して「この女、ヤバイ…」なんて。
確かにクレクレ女でかなりヤバいレベルだけど、断る理由もないからと付き合ったのは誰だっけ?
2026/02/15 05:1314
No Name
どうせならワインの銘柄も書いて欲しかった😂
2026/02/15 05:2013Comment Icon1
No Name
普段どんなデートしてたのか殆ど見えなかった。クリスマスは何をプレゼントしたのか?
誕生日は有楽町のスシローにでも連れて行けば佳苗の方から去ると思う。その位する方が面白いのに。
2026/02/15 05:5413Comment Icon1
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男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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