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表紙カレンダー Vol.149

山下美月、卒業2年目の現在地「女優として殻を破り、自分を肯定したい」“元アイドル”脱却への挑戦

映えも味も極める焼肉店『#ヒロキヤ恵比寿』

特別なルートで仕入れた極上の肉を独創的な仕立てで楽しませてくれる“背徳の聖地”に、2025年に女優として飛躍した山下美月さんをご招待。

期待に胸を膨らませる彼女を待っていたのは、想像を超える誘惑の景色だった――。



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いち女優として花を咲かさんとする山下美月の胸の内

山下美月


焼肉の香りが残る店内で、山下さんの表情はゆるんでいた。

肉を頬張り、体が温まると、言葉は率直になるもの。本誌の特集のテーマ『背徳の年末、上質な年始。』について感想を求めると、すぐ答えが返ってきた。

「年末は頑張った自分をねぎらう時期。クリスマスは昔から楽しみにしている行事で、毎年、決まった友人たちと女子会をしているんです。

デパ地下で気になるものを次々と買い込んで、“年末なんだから、いいよね!”と解放的に楽しむひとときが、ひとつの節目になっています。イベントが食と結び付く感じが、昔から好きでした」

乃木坂46に在籍していた時代の大みそかは、歌番組に出演し元日の明け方に帰宅する生活だったが、卒業したあとの昨年末は、自宅でのんびり過ごし、新年を迎えたという。

「年始は家族と食卓を囲み、出汁のきいたお雑煮をいただきました。背筋を伸ばして日本の伝統的な正月料理を楽しむ習慣も大切にしたいと思いました」

「未熟さを知ったから、心に残る役を目指し表現の幅を広げる」


それから話は2025年のことへ。連続ドラマに立て続けに登場し、声優にも挑戦。出演映画の公開も相次いだ2025年の山下さん。街で声をかけられる機会は一気に増えた。

けれど、目の前のご本人は浮つかない。

山下美月


「悔しさが残りました。作品は多くの方に見ていただけましたが、もっとできたのではないかという気持ちを引きずっています。完成した作品を見返すと、お芝居が理想のレベルに到達していなかったので。手を抜いたつもりはないのに、未熟さを突きつけられたようでした」

そう語りながらも、表情はどこか晴れやかだった。

「必要なことだったと思います。自分の足りない部分が分かり、視界が定まってきました。やっと地に足がついたのかも」

聞けば、役との向き合い方もはっきりしてきたようだ。

「これまで主演を支える立場で現場に入ることが多かったのですが、自分が担当する役も、見た人の心に残れたらと願うようになりました。作品を愛してもらうのが一番ですが、その中で“この役がいい”と感じてもらえる表現も探していきたい」

彼女にとって大事なのは、評価ではない。届くこと。「賞を取りたい気持ちより、誰かの人生にインパクトを残したい。それこそが私の向かうべき道だと思うんです」と言い切った。

この一年は学びにも手を伸ばした。船舶免許、運転免許、日本化粧品検定。芝居の外側にある領域にも目を向け、自分の可能性を広げているのだ。

「13歳からずっと仕事中心で生きてきましたが、20代の途中でふとこのままではいけないと思って。30代を迎える頃には、人としての総合的な力も磨いておきたい。そのためにも、興味のあることは学ぼうと決めました」

「人生を変える役に本気で向き合って、自分を肯定したい」


では2026年、何を目指すのだろう。彼女は少し間を置いて次のように答えた。

「イメージを壊したい。“本当に本人?”と思ってもらえるくらい、今までの延長線上にない役をやってみたい。全身を使って表現したいんです」

その言葉の奥には、ある“世間の目”に抗う意志がある。

山下美月


「“元アイドルでしょ”と見られている自覚はあります。でも私は“山下美月”だから起用されていると思われるよう、成長したいです」

その目には曇りがなかった。

「だからこそ、殻を破れる役にいつか出会いたいんです。人生が変わったと思えるような。そんな役を演じられたときに、芸能の世界で生きる自分を肯定できるような気がしています」

そう言うと「今は口だけなんですけどね」と照れ笑いした。

背伸びした言葉のあとに、自分への厳しさをのぞかせる。そこに進化の予兆がある。今日まで積み上げてきた悔しさも、手応えも、すべてはいつか出会うべき役へ向かうためのものだ。

彼女はまだ夢の途上にいる。だからこそ、その歩みの先には誰も知らない“山下美月”が、きっと待っている。その瞬間を目撃する日が楽しみだ。

■プロフィール
山下美月 1999年生まれ、東京都出身。乃木坂46の元メンバー。2024年5月に同グループを卒業したあとは女優として活動の幅を広げている。出演最新作は映画『新解釈・幕末伝』。2026年夏、舞台『成瀬は天下を取りにいく』主演決定。

■衣装
ジャケット¥143,000〈ERMANNO FIRENZE/Woollen co.,ltd TEL:03-5771-3513〉、スカート¥32,450〈IRENISA/THE WALL SHOWROOM TEL:050-3802-5577〉、リング(右)¥160,000、リング(左)¥86,000、ブレスレット¥256,000、ピアス¥95,000、イヤリング¥85,000〈すべてTANAKA PRECIOUS METALS TEL:0120-556-826〉、バッグ¥990,000〈DELVAUX TEL:03-6432-9125〉、その他スタイリスト私物


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