調理する様子を目の当たりにできるオープンキッチンは、劇場型。魅せる演出とパフォーマンスは、いかにも港区のレストランらしい
店内は、クリーンな印象の白が基調になっている。ゆるやかに弧を描いたカウンターのほかにテーブル席も
優美な印象のひと皿は「白姫えびの冷製」。殻ごと食せて甘みが強い希少なエビを、エスプーマを使った衣でフリットに。２色のソースで彩り、傍らには紅くるり大根を飾った根セロリとりんごのレムラードを
ペアリングは￥3,000でその日おすすめのスパークリング・白ワイン・赤ワインの３杯とコーヒーが
築地駅、新富町駅どちらからも徒歩２分ほど。飲食店が立ち並ぶ一角に店はある。芳尾さんのお母様が筆を執ったという、屋号をしたためた看板が目印だ
現在30歳の芳尾さん。大振りに握るのは「鮨を頬張る美味しさを感じてもらいたい」から。粒立ちの良い米を選ぶのも同じ理由からだ
鮨の花形ともいうべき「赤身」。この日はトップクラスの水揚げ量を誇る宮城・塩釜から。「身質が柔らかなものを選んでいます」と芳尾さん
厚みのある切りつけもうれしい「ひらめの昆布締め」。しっかり旨みがのっている。握りはすべておまかせコース（￥22,000）から。コースの場合でも、握りの数や酢飯の大きさなど希望に応じてくれる
無機質な空間と、独特な風合いのファニチャーが融合する店内
アジアの街角の市場に足を踏み入れたようなショップスペース。手工芸品、テキスタイル、食器、茶器など各国から選び抜かれた品々が所狭しと並ぶ
高麗人参、クコの実などで下味をつけた鶏肉を、紹興酒でしっとり香り良く蒸し上げた「鶏モモ肉と棗の紹興酒蒸し」￥1,000
「しいたけを使った焼売はよくあるので」と、具材をマッシュルームにアレンジした「マッシュルーム焼売」￥880。軽快な赤ワインと相性の良いひと品だ
五十嵐さんは、日本料理店を営む家の５代目として生まれ、京都の名店『未在』でも研鑽を積んだ実力派
大正から昭和初期に栄えた和洋折衷の建築様式がモチーフ。ペンダントライトは大正時代に国会議事堂で使われていたアンティークだ
この日の「お造り盛り合わせ」は、藁で燻した戻りガツオにアオリイカ、キンメダイの焼霜造りが。昆布醤油の煮こごり、金糸瓜などがあしらわれ、盛りつけの美しさにも目を見張る
自慢の「土鍋ごはん」は塩筋子、自家製の海苔の佃煮、香の物、ちりめん山椒といった“お供”とともに登場
「黒毛和牛サーロインのしゃぶすき」は、２mm厚にカットした山形牛を、特製の割下にさっとくぐらせ、濃厚な卵黄をつけていただく。料理はすべておまかせコース（￥33,000）の一例
コースの幕開けを飾る「御礼の花束」。数々のマイクロハーブやエディブルフラワーを盛り込んだ、文字どおりの食べる花束。器の底に忍ばせたわさび入りのトマト水ジュレがドレッシングに
フランスのクラシックワインが中心で、中でもメインはブルゴーニュ。基本はボトル売りで、１本￥10,000台～
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