

トーンを落とした照明やマットな砂壁が新鮮かつ魅力的な店内。高級感漂う雰囲気ながら、あえて檜ではなく楡を用いたカウンターが温かみを醸し出している

ささみに生のホタテを合わせたおつまみ

「抱き身」の塩焼き。特選高坂鶏は、店の専用冷蔵庫で10日ほど寝かせてから使っている。三つ葉と生胡椒のオイル漬けをトッピング






店は、新一の橋交差点と赤羽橋を結ぶ外苑東通り沿い、人気の中国料理店『富麗華』の並び。真っ白い暖簾と、ごく控えめな看板がその存在を伝える

旬を伝えるつまみを楽しんでから握りを。写真は「涼風そうめん南瓜と金目鯛」

「マグロ」は有名仲卸「やま幸」より

「切り干し大根とディル」はヴィーガン鮨の自信作。つまみ4品+握り2貫の「季節の六品」(¥9,900)の一例

10月からは中休みなしで通し営業に。元ボクサーという異色の経歴を持つ職人・武市大輔さんをはじめとする3名が3交代制で付け場に立ち、ゲストをもてなす



カウンターの天板はオーク材。壁には屋久杉、そしてアクセントに煉瓦があしらわれるなど、和洋の要素が巧みに共存

瑞々しい桃をあらごしにして使う「山梨×ロンドン」。カルダモンなどのスパイスが香るティーソーダが添えられる



「愛知×コニャック」はいちじく、そしてフルム・ダンベールチーズの香りを使った異色の一杯。小倉トーストにヒントを得た八丁味噌を使うスナックと。すべてコース(¥16,500/サ別)の一例



漆黒の扉を開けて店内に足を踏み入れると、ダイニングの手前にこちらのスペースがある。このワンクッションで、特別な時間を過ごすための心の準備が整う

全長7.5mのカウンターの天板として使われているのは杉の一枚板。数年間カナダの海底に沈んでいたものだという。空間全体に白木が多く使われており、どことなく和のニュアンスが漂う

「真鯛の四季」では、ひとつの食材で4つの季節を表現。明石の鯛を、シェリー酒を利かせた手まり鮨やセビーチェ、クミンが香るソースを添えた道明寺揚げ、照り焼きの4品に。付け合わせは明石のタコ&みょうが



上越・竹田酒造店が醸す日本酒「MANDOBA」は「春|芽出」「夏|出穂」「秋|刈上」「冬|越冬」と、四季をテーマに展開している。これにインスパイアを受けて誕生したひと皿が「真鯛の四季」。手まり鮨に春、セビーチェに夏、道明寺揚げに秋、照り焼き仕立てには冬を合わせて提案。ペアリング¥16,500~




デザインは、気鋭のデザイナーである林 洋介氏が手掛けた。「レンガ坂」というロケーションにちなんだ暖色で統一された空間は、美食を楽しむにふさわしい雰囲気が漂う

3品種のじゃがいもを、土がついたまま加熱、ソースにする。皮はチュイル状に加工するなど手をかけて、素材の可能性を表現した「じゃがいも」


メインのあとのお口直しとデザート前のチーズの役割を兼ね備えた「チーズのかき氷」はシェーヴルチーズを使ったソースで。料理はコース(¥15,000)の一例






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