A1:スピード感は良かったし、グイグイ来てくれて嬉しかった。
洸平と出会ったのは、食事会の席だった。洸平の情報は事前に女性側は把握済みで、誰もが知る大手デベロッパー会社勤務の28歳。ちなみに明大卒。
手堅いし、条件も悪くない。
そう思って食事会へ向かうと、想像していたよりずっと見た目が若く、そしてなかなかのイケメンがそこにいた。
ー いいじゃん、この人。
そう思っていると、この食事会の翌日、すぐに洸平から連絡が来て、私たちはデートをすることになった。
そして初デート、洸平が予約してくれていたのは、丸の内のおしゃれ男女が集う『THE UPPER』だった。
「丸の内、よく来られるんですか?洸平さんのオフィスって、この近くでしたっけ?」
前回話した時、たしか虎ノ門勤務だと言っていた気がする。そう思っていると、サラッと洸平が、こんなことを言う。
「ううん。僕は虎ノ門だよ。でも莉央ちゃんが、丸の内のほうが来やすいかなと思って」
「え…覚えていて下さったんですか?」
お互いに、軽く話した程度だ。それなのに、ちゃんと私のオフィスの場所を覚えてくれていたらしい。
「もちろんだよ。気になる子の話は、忘れません」
しかも畳み掛けるように、嬉しいことを言ってくれる。
「洸平さんって…絶対にモテますよね?」
「そんなことないよ〜」
さらに良かったのが、食事が進むにつれて、洸平が、ちゃんと恋愛の話を自ら振ってきてくれたことだった。
「莉央ちゃん、今彼氏とかいるの?」
「それが、いないんですよ。先日別れちゃって」
「Tボーンステーキ」を食べながら、私は洸平のほうをチラッと見る。ここでどんな反応をするかで、大体わかるもの。
「そうなの?選び放題でしょ」
「そんなことないですよ。洸平さんは?今28歳でしたよね?」
年齢的にも職業的にも、かなり人気だと思う。しかも洸平の見た目や雰囲気を加味すると、世の女性は放っておかないだろう。
しかし洸平は、意外にも絶賛彼女募集中だった。
「今、いないよ。完全にフリーだし、もちろん独身です」
「そうなんですね!良かった」
「どういう人が好きなの?」
「私は、優しくて安定した人ですかね。精神的にも、経済的にも」
「安定か…それは大事だよね」
「逆に洸平さんは、どういう人がタイプですか?」
「僕も落ち着いている子かな。一緒にいて、切磋琢磨できる関係になれる人がいいな」
「わかります!いいですよね」
そんな話で盛り上がり、私たちはもう1軒夜景が見える綺麗なバーへ飲みに行くとこになった。
なんとなく、わかっていた。そこで私たちの関係が次に進みそうなことは。
その予想通り、ここで洸平は、ちゃんとこう言ってきてくれた。
「急なのはわかっているんだけど…よければ、付き合わない?真剣に」
「本当ですか?」
「もちろん」
自分でも驚くほど、スムーズに次のステップへと進んだ私たち。彼氏ができたことへの安心感もあり、幸せな気持ちで包まれた。
しかし最初は良かったものの、実際に付き合うと、洸平は彼氏としてNG言動だらけだった。
この記事へのコメント
「今から会おう」の一言さえ言えないのだろうか?って... 渋谷と三宿は目と鼻の先でも、帰宅して勉強して翌日は朝早く仕事に行かないといけない等事情が有ったのかもしれないし。 本当に好きなら莉央から「今から会える?♡」って聞くと思う。
いや、ちっとも分からない。特に、洸平は彼氏としてNG言動だらけだったの所。だらけって具体的にどことどこが?
結局ものすごいコミュニケーション不測な気がした。女子がずっと受け身でいる必要無いんだし、自分から少しでも会えたらいいなとか連絡したりLINEはマメにくれる彼とならコミュニケーション取れたよね?
えっとLINEのメッセージも、Siriで入力して送るとしても10秒は必要ww
洸平は休みの日に一日ゆっくり出かける事をデートと考えてたから、接待で遅くなった日に誘うのは失礼だと思っていたのかも知れない。そんなすぐ冷めたとか思う前に莉央にも出来る事は有ったはず!よって全く共感できなかった。自分勝手で偉そうな女だけど内面は子供。