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男と女の答えあわせ【Q】 Vol.274

「LINEの頻度が合わない…」結婚も意識しているけど、31歳男が彼女との将来が不安なワケ

Q2:女が別れたいと思った理由は?


実際に交際してみると、いろいろと意見の食い違いは出てくるものだが、お互い頑固なところがあるせいか、頻繁に口ゲンカになる。

例えば僕は連絡がマメではない。それに対して、怒ってくる彩花。

「潤さぁ…。なんで昨日、LINEの返信をくれなかったの?」
「スタンプで返したじゃん」
「違うよ、私はちゃんと返信が欲しいの。別にどうでもいい連絡じゃなくて、“明日何時に会う?”って、必要なラリーだと思わない?」
「忙しい時にそう言われても…無理だよ。こっちは忙しいんだし」
「返信に、どれほど時間がかかるっていうのよ」

彩花も意外にワガママで、自分の意見を絶対に曲げない。でも僕も、曲げない。

結局お互い言いたいことを言って、少し経ってなんとなく仲直りする…というパターンの繰り返しだった。


「潤って年下だけど、もっと大人かと思ってた」
「それを言うならこっちのセリフでしょ。彩花のほうこそ年上っぽくなさすぎ。それにこんなんじゃ、結婚とか考えられないから」
「あっそ。そういう言い方、やめたほうがいいよ」

売り言葉に買い言葉が続くこともあった。

でも3ヶ月目に入ると、だいぶ関係性は落ち着いてきた気がする。だから口論の数も減っていたはずだ。

「なんでこんなにケンカするんだろうね、私たち」
「なんでだろう…まぁ仲良くやっていこう」
「そうだね、カッとなってごめんね」

そしてお互いの生活や家にもすっかり慣れ、週末はどちらかの家でほぼ過ごしていた。彩花がご飯を作ってくれることも多く、それが日常となっていき、僕はかなり幸せを感じていた。


「潤、これ美味しい?」
「うん」
「潤が今日はうちに来るから、朝から鶏肉を特製のタレに漬け込んでいたんだよ。だから味が染みているはず!」
「そうなんだ」

たしかに、彩花が作ってくれた唐揚げは美味しい。そんな美味しい食事をしながら映画を観つつお酒も飲み、楽しい週末は過ぎていく。

「潤、食べ終わった?」
「うん。洗い物は僕がするよ?」
「本当に?ありがとう」

食器を洗い終わり、また二人でソファでのんびり映画を観る…。そんないつも通りな土曜を過ごした翌日、彩花が「わからない」と突然言い出した。

大きなケンカもしていなければ、この前日はいたって普通に時間が流れていた。だからこそ、どうしてこうなったのか、突然思いついたのか、それとも前から考えていたのか…。

彩花の気持ちがわからず、そしてどうすればいいのか迷走している。


▶前回:マッチングアプリでの初デート。外銀勤務の男も乗り気だったのに、2回目がなかったワケ

▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由

▶NEXT:6月29日 日曜更新予定
女が男に愛想を尽かした理由は…

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この記事へのコメント

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No Name
お互い頑固者の似た者同士で、思ったこと何でもフィルターなしで口に出すから、根本的に合わないんじゃないかな?
2025/06/28 05:1125Comment Icon5
No Name
「こんなんじゃ結婚なんて考えられないから」で別れたいと思って、最後の家デートでは「これ美味しい?」「食べ終わった?」いちいち聞いてくる彩香はかなりイラついてたのかも? 料理の感想言えよとか朝から漬け込んだんだから感謝しやがれと。 で反応薄いからもういいやってなったんじゃない? どっちもどっちだと思う。くだらん。
2025/06/28 05:1925Comment Icon1
No Name
どちらにも共感出来ないや。
半分は焼き鳥のPRかなw 彩花もかなり気が強い女。わがままだし10歳程度歳上のオジと合うんじゃないかな。
2025/06/28 05:3317Comment Icon4
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男と女の答えあわせ【Q】

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

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