Q:シャンパーニュを飲んで気分的にプラスになることがあれば教えてください。
パーティーの時に飲むと、それはそれでグッと気分が上がりますが、休日に飲むと別の意味で気分が上がります。
シャンパーニュのおかげで、上質なリラックスタイムを過ごせると思います。
Q:ご自身の結婚式で「ペンフォールズ」のワインをゲストに振舞われたとのことですが、どのような理由でセレクトされたのですか?
夫の叔父がワイン好きで詳しいので、お薦めのワインを聞いたところ、「ペンフォールズ」のワインを教えていただきました。それから、家族旅行やお祝い事の際には、いつも「ペンフォールズ」のワインを用意しています。
結婚式では「ビン389 カベルネ シラーズ 2019」を提供しました。果実みが豊かで、上品ないい渋みが感じられるワインです。多めに用意していましたが、大好評ですべて飲み干されてしまいました(笑)。
家族だけの結婚式だったので、みんながいつも飲み慣れているワインということもあり、すごく喜んでもらえました。
Q:今回は「ペンフォールズ」初となるブリュット ノン・ヴィンテージ シャンパーニュです。まず、ボトルの印象を教えてください。
もともと「ペンフォールズ」のロゴがお洒落なので、テーブルを華やかにしてくれると思います。すごくポイントになりますし、写真映えもしますね。
特に記念日では必ず写真も撮るじゃないですか。その時にこのボトルがテーブルに置いてあると、キャッチーでかわいいですね。
「ペンフォールズ」×「ティエノ」が造るNVシャンパーニュの魅力とは?
シャンパーニュを造ることは、老舗である「ペンフォールズ」にとって挑戦であり夢だった。
創業は1844年。英国から移住してきた医師クリストファー・ローソン・ペンフォールド博士が、南オーストラリア州マギルで、妻とともに医療用の酒精強化ワインを造りだしたのが始まりだ。
“伝説のオーストラリアワイン”と称される「ペンフォールズ グランジ」を生み出した初代チーフワインメーカー、マックス・シューバート氏をはじめとするニューワールドの偉人たちに支えられ、世界最高峰のワイナリーへと発展した。
核となるのは、ブレンドの技術と一貫したハウススタイル。その哲学を守りながら、畑をフランス、アメリカへと拡大。芸術と科学を融合させることで進化を続け、創業180年の2024年には、『ワイン&スピリッツ』誌の“ワイナリー・オブ・ザ・イヤー”を再び受賞。歴代最多の31回目の受賞であった。
そんなワイナリーは1900年代初頭からスパークリングワインも生産していたが、よりラグジュアリーな品質を求めシャンパーニュ造りを決意。パートナーとなったのは、同じく老舗のノウハウをもつ「ティエノ」だ。
今回のシャンパーニュは、「ペンフォールズ」のチーフワインメーカーであるピーター・ゲイゴ氏と「ティエノ」のマネージングダイレクターであるスタニスラス・ティエノ氏、醸造責任者ニコラ・ウリエル氏の緻密な連携によって誕生した。
彼らは長年にわたるブドウ畑の視察やタイシーにある「ティエノ」の醸造所での共同作業、格付けテイスティングなどを通し、理想のスタイルを追求。
そうして生まれた「ペンフォールズ キュヴェ ブリュット NV」は、シャンパーニュ地方屈指の優良なブドウ畑から厳選したブドウを使用し、ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ35%、シャルドネ20%の比率でブレンドされている。
松島花さんの前に、世界が注目するシャンパーニュが!
カウンター席にて、まずはシャンパーニュ単体でテイスティングを開始。さっそく松島花さんにその感想を聞いた。
「ペンフォールズらしい果実みはしっかりあって、だけどフルーティーというだけではなく、キリッと上品な辛口の味わい。
私は普段、白ワインでも辛口ばかり飲むので、香り高くも後味がさっぱりしたこのシャンパーニュはとても好みです。シルキーな渋みというか、スモーキーさも少し感じます。
泡も細かくて飲みやすくて、一年を通して楽しめそうなシャンパーニュですね」
松島さんの話す通り、香り高さとシャープさを合わせもつシャンパーニュである。トラディショナルな味わいというよりは、軽やかな現代風の芳醇さと泡立ち。
「ティエノ」の当主であるスタニスラス・ティエノ氏も、「果実の豊かな風味と爽やかな口当たり、そして繊細な味わいを表現する現代的なシャンパーニュです」と語っている。