2025.01.18
男と女の答えあわせ【Q】 Vol.251Q2:二度目のデートで女が汲み取ったことは?
年末年始を挟んでしまったこともあり、二度目のデートは初デートから1ヶ月空いてしまった。
でもその間、頻繁にLINEのやり取りはあったし、僕も百合も楽しみにしていた。
ただ約束の4日前に、百合から一通のLINEが入る。
― Yuri:哲也さん、すみません!少し体調を崩してしまいました。熱はなく、インフルやコロナではなくただの疲れからくる風邪なのですが…
丁寧な文面から、百合が申し訳ないと思っているのが伝わってくる。僕は、体は丈夫なのほうだし、熱がなくてインフルやコロナなどでなければ、問題はない。
― 哲也:熱などないようでしたら、僕のほうは大丈夫ですよ!百合さんが良ければ、ご飯行きましょう。
― Yuri:そうですか、ならそのままで。
こうして、二度目のデートも無事に決行することができた。もちろん、ちゃんと心配の言葉もかけた。
「体調大丈夫ですか?」
「全快ではないのですが…」
そう話す百合は、たしかに鼻声だ。
「本当だ。まだ鼻声ですね。熱とかは?」
「熱は出ていなくて。疲れが溜まっていたのか、免疫力が落ちていたのか…」
「お酒は大丈夫ですか?無理なさらずに」
「ありがとうございます。今日はほどほどにしておきます」
こうして、今日は少しおとなしめのデートとなった僕たち。それでも百合は相変わらずの聞き上手かつ話し上手で、デートは盛り上がる。
「哲也さん、スポーツか何かされていましたか?」
「僕はずっとラグビーをしていました。体育会系なんですよ」
「そうなんですね!どうりで。体格とかガッチリされていますもんね」
「僕の会社、こういう奴が多くて」
「あ〜そうかも。そのイメージあります」
ふふっと笑う百合。その笑顔は、癒やし効果抜群だった。
「しかし今年、本当に風邪が流行ってますよね…周りも結構休む人が多くて」
「そうなんですよ。哲也さんもお気をつけて。今日でうつらなければ良いのですが…」
「僕は元気が取り柄ですし、毎日トレーニングもしているから大丈夫ですよ。とりあえず、食べましょう。食べて元気になってください!」
「ありがとうございます。いいですね、哲也さん元気で」
そしてお互いの両親の話や地元の話にも発展した。
「百合さん、長野なんですね!」
「そうなんですよ。哲也さんは?」
「僕は埼玉です」
「近くで羨ましいです」
「でも近いから、意外に帰らないというか…。帰る田舎みたいなのがあって、羨ましいです」
まだ二度しか会っていないけれど、百合とはこの先へ進む気がすると感じていた。
だからこのデートを終え、三度目のデートもすぐにあると思っていた。
しかしこれ以降、百合は突然冷たくなり、連絡も来なくなった。返信もないし、既読になるのもかなり遅い。
果たして、僕は何をしてしまったのだろうか…。
▶前回:「彼の友達に会ったことがない」彼女なのに、周りの人に紹介してもらえない。これって…?
▶1話目はこちら:「あなたとだったらいいよ♡」と言っていたのに。彼女が男を拒んだ理由
▶NEXT:1月19日 日曜更新予定
女が二度のデートで感じたこと
だから、もう完全に治ったのかと思うけど。まだデートする気分にはなれない程度の回復だったのか…。
彼女としては、気遣ってリスケの提案してくれよって事?
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