「バターナッツのサンカヤー」。タイのかぼちゃを使ったカスタードプリンをイメージしたデザート。料理はすべてコース(¥16,500)の一例
レストランの隣には東京を一望するインフィニティプールがあり、49階に入るレストランの利用者のみプールサイドに行くことができる。夏季にはプールサイドバーも出現した
小林 圭氏は初めてこの夜景を見た時、「あまりに綺麗すぎて景色に意識を奪われるのでは?」と、料理との向き合い方を気にしたほど。この高層階にして実はテラス席も用意する。ヒーター完備だが気候がいい時がおすすめ
「兵庫県産 太田牛 フィレ」(100g ¥12,000~)は絶妙な火入れで。銘柄牛の仕入れはそれぞれ固定の生産者から
“KEI”のロゴがあしらわれた最中で挟んだ「最中 兵庫県産香住蟹 キャビア」¥3,300。小林氏に店を任された久保雅嗣氏は和食の経験が長く、日本の旬の食材の仕立てにも長ける
「中トロキャビア 手巻き寿司」2貫¥5,200。キャビアは小林氏がパリのキャヴィアリ社に理想の熟成・塩味で注文した「クリスタル KEIセレクション」を使用
あえて具は入れず提供する「カレーライス ヴァンルージュソース仕立て」¥900。じっくり炒めた玉ねぎなどが入ったシンプルなカレーで、丁寧にとったフォンドボーのコクが赤ワインソースと調和。フレンチのエスプリが効き、〆ながら赤ワインも進む
このピンク色を出すために開発した釉薬を使った卵型陶器。中の「虎ノ門プリン」(¥900)は少し柔らかめで卵の味は強すぎず、優しい食べ心地
メニューはすべてアラカルト。前菜からデザートまでそろうが、どこから何品頼んでもよく、どう組み合わせるかも自由。会話が弾むこと必至でふたりの気分も自ずと盛り上がる
京都生まれのイさんは専門学校卒業後、大阪『ビストロ・ド・ヨシモト』や出張料理人などを経て完全紹介制のレストラン『Lee』で自身のクリエイションを披露。8月より現職
「痺れる旨さと挽き肉たっぷり麻婆豆腐」¥3,000。肉肉しい麻婆を目指してレシピを考案。ライスにはさまざまなスパイスを試した結果、サフランを採用した。ネギ油に香辛料を合わせる辣油は自家製
「キャビアパン」¥5,000。このパンも自家製でクミンシードとクルミが入る。これをバターソテーし、クリームとキャビアをトッピング
「オマール海老とズワイガニのカニクリームコロッケ」¥3,000。ソースはトマトとアメリケーヌの2種で仕上げにパルミジャーノをすりおろし
「食べづらい贅沢ローストビーフサンド」¥2,500。ローストビーフは温かい方が美味しいと注文が入り次第、塊肉をソテーして作る。自家製ソースはヤンニョム味でイさん独自の工夫が光る
自由が丘の駅に程近い路地に店を構える。最大で23名ほど入店可能で、オープン直後は近所に住む常連率が高め。覚えやすいネーミングにも、いい意味でのラフさがある
店内の黒板メニューには20種前後の料理が並び、食いしん坊の心を誘惑する
「熟成麻婆豆腐」¥890(仕入れによって+¥590で真鱈の白子入りに変更可能)。1年と3年熟成の2種の豆板醤をブレンドし、旨みとコクがたっぷりのひと皿に。リピート率No.1!
ホテルや人気中華で鍛え上げられた腕前を存分に発揮。混雑状況にもよるが、麻婆豆腐はオーダーから完成まで、約5分という早さ!
水出ししたお茶を焼酎割りで。すっきりと爽やかな飲み口が人気。台湾鉄観音やキンモクセイ烏龍(各¥590)など好みで料理に合わせたい
コースの3品目に供される看板のお椀。この日は「蒸し鮑と鮑の肝真丈」。カツオと昆布のバランスが絶妙
「猪鹿焼売」¥800
季節の食材で味わう「土鍋ごはん」(¥4,000~)。こちらは、アラカルトの人気ナンバーワン。この日は白子と銀鱈煮を贅沢に乗せた一品を用意。料理のお供には「ナチュラルワインにも力を入れている」という大将のオススメの白で。グラス¥1,000~、ボトル¥10,000~
かすかに漂うスパイスの香りが鼻腔をくすぐる。神保町の裏通りにこんな店が、というギャップにも心が弾む
シックなグレーが基調の空間。「まだまだ半人前なので」と穂積シェフは謙遜するが、オープンキッチンで料理と向き合う姿には揺るぎのない意思と凛とした存在感があった
「クンホーバイトゥーイ」。パンダンリーフで車エビを包んで揚げたもの。シナモンの香りを纏わせた梨の風味がしなやかな存在感を発揮
「チューチープラー」。熟成させた甘鯛の旨みと自然農法で育てられた「松島農園」のオクラの清冽な青みにシェフの料理哲学を垣間見る
ペアリング6種は¥13,000。ワインはフランスやイタリアが中心。日本酒も登場
かつて洒落た大人たちで賑わった「ベルコモンズ」の跡地に、2020年に開業した「青山グランドホテル」。緑色のネオンが洒脱な空気を醸す
『Rossi』は、都会的なムードやホテルの上質感はそのままに、使い勝手のよさも抜群。オープンキッチンの活気と、店に集う大人たちの賑わいがあいまって、耳にも目にも心地よい
その日に使われる色鮮やかな豪華食材が並ぶ、ワゴンサービス
「高原黒牛 バベットのビステッカ ボーンマロー」¥5,400。豪快に盛りつけられたハラミの下にボーンマロー(牛の骨髄)が横たわる