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1LDKの彼方 Vol.4

「結局、料理上手な女性が好き」広告代理店勤務・27歳男のリアルな本音

◆前回までのあらすじ

同棲を始めたばかりの亮太郎(27)と明里(29)。初めての共同生活に密かに不満を溜めつつある明里だが、一方の亮太郎は何も考えておらず…。

▶前回:「家族に紹介してほしかったのに…」年末年始は、彼氏と過ごせなかった29歳女の憂鬱


Vol.4 代役<亮太郎>


神泉のビルの地下にある撮影スタジオの中には、1LDKの部屋があった。

本当の部屋ではない。CM撮影用に組まれたセットで、虚構の部屋だ。

花柄のカバーのシングルベッドに、グラスに飾られた小さな花。可愛らしい猫の置物に、フワフワのスリッパ。

若い女の子の住まいをイメージ......


この記事へのコメント

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No Name
友達にのろけるのもいいけど今の幸せを当然と思わず、明里への感謝は忘れない方がいい。毎朝しっかり朝ごはん作ってくれてその日は7時入りって、彼女はかなり早起きして間に合わせたと思う。朝だけでなく夕食も当然のように手料理を楽しみに帰るとか、会社経営してる明里には結構な負担だよ🥺
2025/01/13 05:2227
No Name
明里と歌織が最悪な関係? 
よく分からないけどわざわざ報告する必要あるのかな。仕事は仕事だから! あと明里を好きな気持ちは十分に伝わってくるんだけど、亮太郎若干独りよがりかな…手料理の件とか彼女の立場に立って何も考えてない感じがなんだか残念。
2025/01/13 06:4317
No Name
歌織ちゃん何者? あかり・かおり 響きが似てるし妹だったり...すごい険悪な?
でも仕事上の助っ人なのだし仕方ないよねぇ。明里に話さなくてもいいような気もするし。
2025/01/13 05:1413
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1LDKの彼方

同棲。

それは、デートと結婚の間にあるグラデーションのような、恋人たちの甘い世界。

けれどそんな甘い世界は、少しでも気を抜けば、一瞬で残酷な世界へと表情を変える。

ふたりの距離が近づけば近づくほど、心は離れていく。そんな真実を浮かび上がらせる、残酷な恋の地獄にもなり得る──。

明里と亮太郎が住む1LDKの空間は、恋人たちの甘い世界となるか、それとも…。

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