仕事に追われる30代男が先輩に教わった、日常を楽しむ贅沢。プレミアムハイボールが楽しめる人気店6選(1/2)[東京カレンダー

あるプロジェクトの打ち上げで、達成感に包まれ、笑い合いながら乾杯した夜。

『オールドパープレミアムハイボール』の柔らかな味わいに、心地よい会話がさらに弾む。

会社の先輩と一緒に杯を重ねながら、久しぶりに肩の力を抜いて笑った、ある夜の出来事だ。

先輩が教えてくれた「オールドパープレミアムハイボール」の味わい

30代中盤になって任された大型案件は、かなり紆余曲折ある内容だった。まだ暑さが残る９月から仕込みが始まり、ようやく完成の日を迎えたのは、11月後半のこと。

「お疲れさん、よく頑張ったな」

そう声をかけてくれたのは、いつも何かと目をかけてくれている同じ部署の先輩だった。この案件の難しい箇所を心得えて、折に触れアドバイスをくれたり、過去の経験から解決策を探してくれたり、先輩の凄さを痛感する日々だった。

「今夜はせっかくだから飲みにでも行こうか」

今日はこのまま一緒に打ち上げをすることになった。

会社が目黒にあるため、普段は権之助坂を下って飲むことが多いのだが、今日は白金の方向へ。今から行く店は、先輩の行きつけらしかった。

こぢんまりした行燈を目印に店に入ると、一目で美味い店だとわかる佇まい。旬の前菜から始まり、〆は釜めしという店主の説明に、昼飯抜きで仕上げ作業をしていたのを思い出し、腹が鳴る。

乾杯で出てきたのは「オールドパープレミアムハイボール」だった。

スッとのどを潤す、ほのかに甘くフルーティな味わいに、ここまでの疲れがふーっと溶けていくのがわかる。調和がとれた柔らかな風味が和食にぴったりと寄り添っている。

「このハイボール、うまいな…」。目をつむって味わう僕に、先輩がボトルの角を立てて教えてくれた。

「オールドパーって、斜めに立てても倒れないだろう？右肩上がりで縁起がいいから、ゲン担ぎに飲むんだよ」

先輩が語る知識に耳を傾けていると、「俺も昔、お世話になった上司に教えてもらったんだよ」と、懐かしさを滲ませたように笑みを浮かべた。

穏やかな声と優しい表情に触れると、張り詰めていた心がふっと緩み、自然と肩の力が抜けていく。

その存在感に、思わず「こうありたい」と憧れる気持ちが湧いてくる。

いつか自分も、忙しい日々を支えてくれている後輩たちを誘い、肩の力を抜いて語り合えるこんな時間を作りたい。「ありがとう」と言葉にできるひとときを分かち合う日が、きっと来るだろう。

くつろぐひとときを過ごせる、ハイボールが旨い店はこちら！