恋は、突然やってくるもの。
一歩踏み出せば、あとは流れに身を任せるだけ。
しかし、最初の一歩がうまくいかず、ジレンマを抱える場合も…。
前進を妨げる要因と向き合い、乗り越えたとき、恋の扉は開かれる。
これは、あるラブストーリーの始まりの物語。
▶前回:「離婚したのに、つい頼っちゃう…」バツイチ女性が元夫とこっそり連絡をとるワケ
前髪同盟【前編】
「俺たち、会うのはこれで最後にしないか?」
恋人の哲道が、申し訳なさそうに切り出した。
テーブルの上には、由紀恵の用意した夕食が手つかずの状態で並んでいる。
由紀恵は既視感のような感覚をおぼえつつ、問い返す。
「それって、別れる…ってこと?」
哲道は何も......
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