2024.10.25
シャンパーニュは食前酒として飲むお酒……、そんなイメージを覆すシャンパーニュが登場した。
それが、乾杯からディナーの終わりまで楽しめる「ポメリー アパナージュ ブリュット 1874」だ。
「アパナージュ ブリュット 1874」に秘められた3つの魅力
1.ブリュットの先駆者として150年に及ぶノウハウを昇華
2.17のクリュをブレンドし卓越したバランスを実現
3.48ヶ月以上の瓶内熟成によるクリーミーで豊潤な味わい
今では辛口の「ブリュット」がスタンダードなれど、昔は甘口全盛だったシャンパーニュ。というのも、当時の最重要マーケットは帝政ロシア。彼の地ではもっぱら、デザートに合わせてシャンパーニュが飲まれていたらしい。
ところがもうひとつの大市場である英国で、ワイン同様に食中酒としてシャンパーニュを飲まれるようになると、この甘みが料理の邪魔に。そこで、ポメリーが1874年に生み出したのが、史上初の辛口「ブリュット」である。
今年はメゾン中興の祖、マダム・ポメリーがブリュットを世に送り出して150周年。これを記念して、最高醸造責任者のクレマン・ピエルローは現代の新たなキュヴェ「アパナージュ ブリュット 1874」を開発、リリースした。
メゾンの至宝、クロ・ポンパドゥールを含む17のクリュを厳選し、瓶内熟成期間は48ヶ月以上。糖分添加は規定上の最高値15グラムを大幅に下回るわずか8グラムだ。
まさに、ガストロノミーのためのブリュットが完成した。
◆
今回、東京が誇る名店のシェフたちが、この一本にふさわしい料理を考案。特別な逸品とともに、その魅力をひもといていこう。
「季節が深まっていくごとに旬の食材とのマリアージュが楽しくなります」
――『ピエール・ガニェール』エグゼクティブシェフ・赤坂洋介
「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の『ピエール・ガニェール』は、“厨房のピカソ”ことピエール・ガニェール氏の東京店。
腹心の赤坂洋介シェフは、「黒トリュフの香る七谷鶏のロースト 天然キノコのフリカッセとイカ パルメザンクリームとともに」を考案。
「シャンパーニュのクリーミーさに着想を得て、繊細な地鶏の胸肉をクリーム仕立てにした」という。
「アパナージュ ブリュット 1874」のシルキーな舌触りが、秋の味覚の贅沢さを一層引き立てる。
京都府亀岡市のブランド鶏、七谷地鶏の胸肉を皮目からこんがり焼き、シャンパーニュと白バルサミコ酢で酸味をきかせたクリームソースを添える。
熟成した複雑なフレーバーに合わせ、トリュフと旬のキノコもふんだんに使われる。その芳醇な香りをシャンパーニュの泡が助長し、最高のハーモニーが作られるのだ。
■店舗概要
店名:ピエール・ガニェール
住所:港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京 36F
TEL:03-3505-1185
営業時間:【水・木】18:00~(L.O.20:00)
【金・土】ランチ 12:00~(L.O.13:30)
ディナー 18:00~(L.O.20:00)
【日】12:00~(L.O.13:30)
定休日:月曜、火曜
席数:テーブル35席、個室1(6席)、半個室1(8席)
「温度の変化で味わいが変わるので、ディナーにより深みを出してくれます」
――『日本料理 龍吟』オーナーシェフ・山本征治
「ミシュランガイド東京2025」で14年連続、三ツ星として掲載される『日本料理 龍吟』。
山本征治シェフは「アパナージュ ブリュット 1874」をひと口飲み、「これはキンキンに冷やして食前酒に飲むシャンパーニュではない」と確信したという。
「白ワイングラスに注いで少し高めの温度で飲むと豊潤さが増す」と食中酒でのポテンシャルの高さを語る。
考案した「蒸しアワビと焼き松茸の肝ソース」とは、互いに力強い旨みを引き出し、濃密なマリアージュを生み出している。
海の香りを凝縮させたかのように蒸し上げたアワビと、秋を代表する味覚、松茸を贅沢に組み合わせた龍吟のスペシャリテ。
濃厚なアワビの肝醤油がゲストの目の前でサーブされる。アワビの殻を皿替わりにして、下からぐつぐつと焼けてゆく熱々の状態を香りと共に楽しみたい。
■店舗概要
店名:日本料理 龍吟
住所:千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 7F
TEL:03-6630-0007
営業時間:18:00~(L.O.19:30)
定休日:不定休
席数:テーブル40席、個室1(8席)、半個室2(8席、4席)
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