カメラマン、クリエイター、カレーをスパイスから作る男──。
これらの男性は“付き合ってはいけない男・3C”であると、昨今ネット上でささやかれている。
なぜならば、Cのつく属性を持つ男性はいずれも「こだわりが強くて面倒くさい」「自意識が高い」などの傾向があるからだそう。
果たして本当に、C男とは付き合ってはならないのか…?
この物語は“Cの男”に翻弄される女性たちの、悲喜こもごもの記録である。
▶前回:金曜夜だけ会えるコンサル彼氏。月曜に「会いたい」と甘えたら、まさかの理由で断られ…
シェフの男/志保里(33歳)の場合【前編】
せめて二人が揃う日曜は、自分が夫のために料理を作って、日々の労をねぎらいたい──。
そんな想いのもと、大原志保里は慣れない手つきで中華鍋を振っていた。
「おまたせ。ちょっと焦げちゃったけど」
代々木上原の、高級賃貸マンションのダイニング。志保里が満を持して食卓に出し......
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