2024.07.08
オトナの5分読書 Vol.27
かつて日本には、宴会の席で最初の1杯は、みんなビールを頼み乾杯する、いわゆる「とりあえずビール」と呼ばれる習慣がありました。
アルコールを飲まない人やビールが好きではない人に対する強制になってはいけませんが、大事にしたいのは、その精神。「同じものを一緒に口にする」ことによって生まれる仲間意識です。
「とりあえずビール」精神が最高なのは、一般的な食の好みだけではなく、今、口にしたいものという互いの欲求が同じであることを確認できる点です。
食欲という本能レベルでの好みが、リアルタイムで共通していることは、強い連帯感を生みます。
もっと打ち解けたいと思う相手との食事では、相手が魚を頼んだら、「あ、私も今日は魚の気分!」と相手と「同じ欲求」であることをさりげなく伝えながら、会話をふくらませるのがよいでしょう。
たとえば、食事の場面でAコースが肉、Bコースが魚だったとしましょう。相手が「魚」と言ったら、本当は肉が食べたかったとしても、自分も同じ魚を頼みましょう。
そうすれば、「この魚、脂がのっていておいしいね」「細かな骨があるので注意して」など同じ話題で会話がはずみます。
▼「やはり」をつけて好みが同じであることを強調する
「やはり疲れたときには、甘いものが欲しくなるよね」
「やはり和食は、見た目からも季節感が味わえておいしいよね」
「やはり家庭菜園で朝とれたての野菜に勝るものはないよね」
▼今の瞬間の食欲が同じであることを強調する
「あ、私も今日は魚の気分!」
「今日は寒かったから、温かい飲み物がよさそうね」
「このメニューリストの中では、これが一番惹かれるよね」
食事の席では相手と同じものを頼むことをおすすめしましたが、「私も同じで」と言うのが不自然なときは、「温度を合わせる」ことを意識してみてください。
たとえば、相手がホットコーヒーを頼んだら、まったく同じコーヒーではなく、ホットティー。「ホット」という温度の共通点がポイントです。
なぜ同じ温度にするのか。それは、飲むタイミングが同じになるからです。
ホットコーヒーを飲むときは、熱いので一口ずつ時間をかけて飲むでしょう。これがアイスコーヒになると、ストローで一気に飲んでしまうこともあります。
相手は会話しながら温かい飲み物を少しずつ時間をかけて飲んでいるのに、自分は、すでに冷たい飲み物を飲み終わって手持ち無沙汰ということも起こります。
飲むペースやタイミングが違うことで、会話のペースが合わなくなる、このズレによって、なんだか気が合わない人と無意識に判断されてはもったいない話です。
第一印象で好印象を与え相手に信頼してもらうためには、挨拶が重要です。
そこでポイントとなるのが、距離。相手のパーソナルスペース(人と人との快適距離)にいったん侵入して、あえて距離を縮めて挨拶すると相手の警戒感が解けます。
距離を近づけるための口実として、名刺交換やお辞儀、握手などは自然な理由となります。
たとえば待ち合わせをしていた店や部屋などに入ったとき、相手が先に来ていたとしましょう。
「お待たせしました」と言いながら、すぐに手近な場所に座ったのでは、相手との距離は一定に保たれたままです。せっかくの挨拶の効果も半減してしまいます。
そうではなく、「お待たせ」と言いながら、一度その人の前まで近づきます。その後で自分の席に着くようにしましょう。
できるだけ相手に近づいて挨拶し、そのあとで自分の位置に戻る。
すると、わざわざ近くまで来て挨拶をしたという身体的表現が、相手と親しくなりたいというあなたの気持ちを代弁してくれます。
また、距離感を感じさせたくないために、相手と会話をしているときは、相手と自分の間には何も置かないのがベストです。物で相手との境界線をつくらないということです。
たとえば、間に飲み物のペットボトルがあるだけでも視界をさえぎり邪魔になります。カフェやラウンジなら、ナプキンホルダーやメニューが相手との間にあるかもしれません。間に物があったら、それがたとえ小さな物であったとしても必ず取り除いてください。
さらに相手との物理的距離を近づける場面を意図的につくりましょう。
たとえば、「これうちのペットの写真なんだけど」と自分のスマホの画面を見せるために相手に近づくのは、自然な行為です。スマホを差し出して相手に渡してしまっては、距離は近づきません。
あくまで自分のスマホを手にしたまま体を寄せて互いの距離を近づけます。
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