『幸せになる、 小さなお店。』 Vol.6

新たな行きつけを開拓するという、喜び

アサドール エル ブエイ

ASADOR EL BUEY

和牛の炭火焼きを軸に据え、本場同様の熱気を再現。

9月13日にオープンした店の前に立つ野堀貴則氏。連夜賑わうスペインバル『エル プルポ』で開店以来、シェフを務めてきた、氏の新たな活躍の場がここだ。魚介が軸の『エル プルポ』が現地でいうところの“マリスケリア(=シーフード専門店)”だったのに対し、新店は“アサドール(=炭火焼)”。

「だから牛肉が中心。特に赤身の美味しさを知って欲しくて20日間ほどエイジングした和牛を用意しています」と語る。豪州産なども試したが、繊維の柔らかさは和牛が一番。赤身の力強い旨みがありつつもジューシーだったという。

新店も12坪ほどの広さだが、オーナーの阿部光峰氏は言う。
「マドリードに『カーサ・デル・アブエロ』というバルがあって、毎晩、満員電車のように混むんです。けれど、みんな楽しそうで。その熱気を再現したかった」。

素材の並ぶガラスケースをカウンターに設置。それを見ながら注文すれば気分も盛り上がる。焼き物は、熟成和牛のシンタマステーキのほか、焼きトリッパのカタラン風など、和牛ホルモンの料理も用意。ウニのプリンなど、『エル プルポ』で人気のタパスも厳選されてメニューに並ぶ。「それらをワインやシェリーと合わせて是非楽しんで欲しい」とシェフ。

ここで味わう高揚感は本物だ。

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