◆前回のあらすじ
退屈な日常を送っていた奈那は、会社の同じ部署に異動してきた小嶋に個性的な魅力を感じる。急速に距離を縮め、ランチを共にする仲になった。スパイスからカレーを作っているという小嶋に「ウチに食べにくる?」と誘われた奈那は…。
▶前回:「次は、俺の部屋で…」カレー店でデートしたら、女子を部屋に呼ぶことに成功したワケ
カレーをスパイスから作る男/奈那(28歳)の場合【後編】
土曜日の昼下がり。
奈那はひとり、小嶋が暮らす最寄り駅に降り立った。
「ここに小嶋さんが住んでいるんだ…」
実家暮らしの奈那が暮らす二子玉川とは、明らかに違った空気の街。奈那がやってきたのは、どこか自由で退廃的な空気が漂っている、中央線の高円寺だった。
彼が醸......
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この記事へのコメント
平凡な人ではときめかないしとにかくつまらない。そんな理由で捨てた元彼に連絡する極めて身勝手な奈那。
とりあえずひどい話だった。