2024.04.11
プロ★幹事 Vol.4「今回はお願いね!」と急に“幹事”に任命され、焦った経験はないだろうか。
中でも一番頭を悩ますのが「お店選び」だろう。
そこで、これまでに100回以上幹事を務めたことがあるプロフェッショナル、名付けて“プロ幹事”を徹底取材。その実体験から、絶対に失敗しないお店情報を教えてもらう。
今回は、エリート男性の幹事コンビが登場。早稲田大学のサッカーサークルで出会い、ともに新卒で商社に入社。「平日は週5で飲み会」という若手社員時代を経て、幹事力を磨き上げてきた。
そんな2人が選ぶお店、幹事として目を光らせるポイントとは?
▶前回:男女の出会いにおすすめの店4選!数多くの食事会を手がけてきた、女性幹事コンビが提案
取材・文/山口昭子
今回取材したのは早稲田卒・エリート商社マンの男性2人
林さん/早稲田大学を卒業後、JFE商事に入社。2018年にタイに駐在し、2022年にタイの自動車部品を扱う企業に転職してタイに移住。1985年生まれの38歳。
KIMさん/早稲田大学を卒業後、総合商社に入社。現在は総括部に所属し、新規案件の審査などに従事。中国に6年間、駐在した経験も。1986年生まれの37歳。
10組の結婚カップルも誕生!食事会を制する商社マン
商社出身で現在はタイに移住している林さんと、大手商社に勤務するKIMさん。
2人が幹事をするようになったきっかけは、就職活動のころ。就活セミナーや面接などで知り合った人を集めて会を開催し、無事に就活が終わってからも、異業種交流会として毎月幹事を務めてきた。
最初は10~20人から始まり、コンスタントに30人。クリスマスやハロウィーンなどコンセプトを変えて開催した交流会には100人以上が集まったそう。
「個人的に印象に残っているのは、年2回ぐらい開催していた合宿です。冬は泊まりがけでスノボに行ったり、夏は海でバーベキューをしたり。
なかでも、江の島のミントハウスという貸しスペースで開催した会は思い出深いです。ドラムなどの楽器が設置してあって、歌や楽器、ダンスの即興パフォーマンス大会となって大盛り上がりでした」(KIMさん)
「コンセプトを持って開催した会でいうと、会社の内定者と仲を深めるために企画した温泉旅行が記憶に残っていますね。箱根のコテージを借りて、同期15人ぐらいで遊びに行きました」(林さん)
遊び盛りの20代のころは、華やかな企画にもチャレンジした。
「仮面舞踏会をコンセプトに、参加者にベネチアンマスクをつけてもらったことがあります。ただ、地下のお店でやったので、暑くて途中からみんな仮面を脱ぎ始めて。
顔が変わったことで、幹事の私も誰が誰なのかわからず、企画がグズグズになってしまいましたが(笑)」(KIMさん)
林さんがタイに、KIMさんが中国に駐在するまでの20~30代前半の約8年間で、延べ100回以上行われた異業種交流会や飲み会。実績としては10組の結婚カップルを作っている!
「人と人をつなぐ、つなぎ続ける、をモットーにしているので『交流会で出会って結婚した』『趣味仲間が増えた』という声があると、幹事をやっていてよかったなと思います」(KIMさん)
色々なシチュエーションを経験してきた商社出身の幹事コンビだが、いざ「食事会」「二次会」となったときに選ぶお店とは?
その圧倒的な場数で鍛えられてきた2人が信頼を置く、いま押さえておきたいレストラン情報を公開!
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