「東京カレンダーみたいな世界なんてあるわけない」。
時に人はそうつぶやく。しかし、東カレ的ライフスタイルを実践する男性は確かに存在するのだ。
本連載に登場するのは、マッチングアプリ「東カレデート」のユーザーである独身男性たち。リアルな恋愛観やプライベートの過ごし方など、意外と不鮮明だった独身男性の生態が反響を呼んでいる。
今回登場するのは、放射線科の医師として都内の病院で働くK.Kさん。近づくにはハードルの高い、31歳のリアルな医師の日常とは――。
取材・文/山口昭子
▶前回:読者モデルに憧れて茨城から上京。27歳、広告代理店男子の好みのタイプは「〇〇が上手い人」
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1992年生まれ、三重県出身。北海道の医科大学を卒業後、研修医時に上京。
現在は、日本の医療をリードする名病院に放射線科の医師として勤務。趣味はアクセサリー、スニーカー、香水などの収集。彼女いない歴1年。
まるで某有名ドラマの主人公。そんな医師の恋愛パターンとは?
マッチングアプリ内でも人気の高い職業、医師。今回登場してくれたのは、その中でも放射線科の医師K.Kさんだ。
勤めているのは誰もが耳にしたことのある、都内屈指の大病院。まるで某ドラマから飛び出してきたようなそのスペックに思わず胸も高鳴る。
取材場所に現れたK.Kさんは、確実にモテ街道を歩んできたんだろうなと思わせる雰囲気を放ちながら「全然です」「自分からは、あまり行けないんです」と意外な胸の内を明かしてくれて…。
お医者さんの“あるある”恋愛パターンから求める女性像まで、知りたいところ全部、直撃してみた。
都内の名病院に勤務。ハードな生活を送る中で高まってきた結婚願望
―― 職業は?
放射線科の医師です。東京のトップクラスの病院で最新の医療を学びたいなと思って、現在の病院に就職しました。
基本的に週5日、緊急で何かあったときは週7日で行くときもありますね。
―― 出身地は?
高校までは地元の三重県で過ごしていました。
医師を目指すようになったのは中学生の時。祖父が倒れたときに、何もできなかったことがきっかけです。救急車を呼んで運ばれたんですが、そこで僕はただ呆然としていて。
父親が血液内科の医者ということもあり、自分も医者の道を志すようになりました。
放射線科を選んだのは、全身のあらゆる臓器を診ることができる医者になりたいと思ったからです。
―― いつから東京に?
北海道の医科大学を卒業してから上京しました。
北海道での日々は楽しかったですね。ご飯も美味しくて、ウインタースポーツを楽しんだり、演劇部のスタッフをしたりしていました。
―― 現在は彼女がいないとのことですが、出会いはあまりない?
そうなんです。普段あまり出会いがなくて。
でも周囲には結婚している人が多いので、だんだんと結婚願望が募っていきますね。
―― お医者さんの結婚事情とは?
僕の周りでいうと、男性にはいくつかパターンがあって…。
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