昨年、開業20周年を迎えた「グランド ハイアット 東京」。港区の夜を彩り続けるホテルは、遊びに貪欲な大人をいつも楽しませてきた。
レストランで仲間とお喋りに夢中になったり、デートの2軒目にバーへ行ったり、思い出は人それぞれ。
そんなホテルは飲食のイメージが強いかもしれないが、泊まって初めて知る経験もまだまだある。
六本木のラグジュアリーホテルのテラスで、ゆったりと春の特別なひと時を過ごしてみては?
エレベーターホールでは、宿泊者しか知らない密かな東京タワービューが
結論、「グランド ハイアット 東京」は港区のリビングである。
夜に6階に上がり、通路からガラス越しに『六緑』『旬房』『オーク ドア』の賑わいを見てほしい。満席で、中にいる人がみんな笑ってお喋りしているのだ。
あのエリアほど大人がご機嫌に集結している場所は珍しく、歩いている方まで高揚してくる。まるでリビングのような寛ぎで、常連も多いのだろう。
かくいう筆者も、仕事終わりに友人と『オーク ドア』などに集合し、何度飲んだことか。「このまま泊まりたい」とよく思い、数年ぶりに、その願望を実現させた。
今回はクラブフロアに宿泊。奥側エレベーターと客室前のエレベーターホールから東京タワーが見えるので、移動の度に見惚れてしまう。
解放感たっぷりのテラスは、まるで“大都会のエアポケット”
気分がいいままラウンジで仕事をして、疲れたらサウナへ。
オートロウリュありのサウナでととのう
ととのってお腹を空かせ、サ飯が『チャイナルーム』の火鍋という最高の流れだ。
辰年開運祈願!伊勢海老や鯉などが楽しめる、豪華すぎる火鍋を
ここの火鍋がなぜ好きかといえば、薬膳スープが美味しいのはもちろん、具材がハイクオリティで季節ごとの楽しみがあるから。
1月以降は「開運ドラゴン火鍋」。縁起物の伊勢海老や鯉が具材となり、幸先よい一年を迎えられる気持ちになるのでお試しあれ。
ひとり33万円の「ドン・ペリニヨン P2」フリーフローも!
食後は『マデュロ』がお決まり。
忘れもしない20年前。小娘としての“グラハイデビュー”が『マデュロ』で、入った瞬間、洒脱さに「欧米か」と思った。
カウンターに座ると正面の鏡に映る自分が5割増しに見える不思議な場所。
いつの時代も景気がよくて、大晦日のひとり33万円の「ドン・ペリニヨン P2」フリーフローがよく売れたというから期待を裏切らない。
VIPルームで、lプレミアムテキーラ「クラセアスール」を愉しむ
金土は24時過ぎも盛り上がっていて、港区を凝縮した夜がここ変わらずある。
週末は25時まで響く生演奏を耳にテキーラを飲み、音がやんだら客室に戻って就寝。帰らない贅沢は、心地よいシーツの張られたベッドで続く。
■施設概要
施設名:グランド ハイアット 東京
住所:港区六本木6-10-3
TEL:03-4333-1234
料金:2名1室 76,300円~
1月19日(金)発売の「銀座な日、行くべき店。」を読みたい方はこちらから!
『東京カレンダー』2024年3月号は「銀座」を特集!大人なら誰にでもある大切な人を笑顔にしたい “銀座な日”に行くべき店をあますとこなく紹介。
ぜひ思い出に残るディナーを過ごしてほしい。
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