本連載では、多種多様なカルチャーが息づく「東京」の中から、1つのエリアに焦点を当て、そこを拠点とする女性の生態を探る。
彼女たちはどんな日常を送り、どのような出会いを求めているのだろうか?
今回ご登場いただくのは、“銀座女子”のS.Yさん。
看護師やモデルとして働いてきたスキルを生かして企業し、経営者の道を歩み始めたという彼女は、日々の生活に何を求め、どんな恋愛をしているのか…。
「生きている証を何かしらの形で残したい」という彼女の世界観を、覗いてみよう!
取材・文/和栗 恵
▶前回:「結婚すると思ってたのに」付き合って2ヶ月のラブラブ絶頂期、突然彼と音信普通になって…
銀座女子・S.Yさんのプロフィール
福島県須賀川市出身。A型。MBTIは、独創性があり社交的な自由人といわれるENFP(運動家)タイプ。
「誰かのためになる仕事に就きたい」との想いから、地元の看護学校に通い看護師に。
病院で看護師として勤務しつつ起業をする、バイタリティー溢れる女性だ。
趣味はサーフィンで、よく聞く曲は、サザンオールスターズやBOØWYと渋めのチョイス。
結婚は、田舎の親からも「まだなの?」と心配されます
―― 看護師を志した理由は?
高校時代「ボランティア部」の部長をしていました。
はじめは、ボランティアをする方の気持ちが知りたくて入部したんです。
自らボランティアを行って、誰かの力になること、困っている方を助けることは、とてもやりがいがあり、充実した暮らしを送れると気づきました。
その想いをつなげていける仕事に就きたいと思い、看護学校に入学。上京し、看護師として働くようになりました。
―― 起業したきっかけは?
看護師として働きながら、カットモデルとして撮影してもらうこともあるのですが、その経験を自分らしく生かすことができないだろうか?という思いがありました。
試行錯誤をしてたどりついたのが、病気やケガ、妊娠中などで思うように外出が叶わない方の元に出向いて、写真撮影するフォトサービスです。
小児病棟や訪問医療の現場で思ったのですが、入院中のお子さんの七五三など、お祝いをしたいのに叶わない子がとても多いんですよ。
そこで看護師、支援員、カメラマンが連携することで、体調や体力に不安のある方に寄り添い、安心して撮影できるサービスを立ち上げました。
―― 起業は前から考えていましたか?
はい。もともと、自分の力で起業したいと思っていました。
何か新しいことを始めるよりは、自分の持っている知識を活用できるものが良いと思い、看護師付きのフォトサービスになりました。
―― お客様からの反応は?
病院や施設にいらっしゃる方、そのご家族から依頼をいただくのですが、やはり看護師がいることが安心感につながるようで、とても喜んでいただいています。
今は起業したばかりでまだまだ認知されていないので、看護師のお仕事が休みの際はひたすら営業。介護施設などを中心に、お声をかけさせていただいています。
実は、もう1社新しい会社を起こそうとしているところなんです!
どこまでできるかわかりませんが、福島県の田舎町から出てきた私がどこまでのことを成せるか、挑戦し続けていきたいと思っています。
―― 仕事に関しては充実した日々を送っているS.Yさんですが、実は、プライベートで悩みを抱えているそうですね
そうなんです。婚活したくて…(笑)。
今30歳なのですが、仕事に追われるうちにこんな年齢になってしまいました。
これまであまり結婚願望はなかったのですが、年齢的にそろそろ本気にならないとダメかな?と。田舎の親からも「まだなの?」って言われ続けているので…(笑)。
―― どういう恋愛をしてきましたか?
看護師なので、外科のお医者さんと付き合ったこともあるのですが…
またはアプリでコイン購入をすると読めます